2022年08月06日
山下よしきのあったかエッセイ
夏の定番、平和の定番
猛暑日が続きます。参院選中に出演したラジオ番組で「熱中症対策の料理は?」と問われ「ゴーヤジュース」と答えました。ゴーヤとバナナとレモンでつくる夏の定番。ぜひお試しあれ。
ところで番組のテーマは安保外交政策でした。
キャスター「共産党としては、どのように、この国を守るイメージですか?」
私「軍拡競争に入ったら日本は守れません。政治の役割は、戦争を起こさないための外交に知恵と力を尽くすことです」
キャスター「外交というと、まず話し合うということですか?」
私「1対1というより、地域のすべての国を包み込む平和の枠組みをつくる。ベトナム戦争で隣国同士が殺しあった東南アジアの国々は、独立の尊重、紛争の平和解決などのルールをつくり、対話と協力の地域に生まれ変わりました」
外交評論家「外交は大事だけれど、ウクライナの教訓は、交渉しても攻めてくる国があるわけですよ。そうしたら、戦うんですよね」
私「ウクライナの教訓は、外交の失敗です。ソ連崩壊後、ロシアとヨーロッパのすべての国々を包み込む平和の枠組みがつくられました。しかし、NATO諸国とロシアの双方が、軍事力で相手の攻撃を抑止するという戦略を進めた結果、力対力に陥って、戦争になったわけです。侵略の責任はロシアにありますが、背景には外交の失敗があります。この失敗を東アジアで繰り返してはいけません」
ここで時間切れ。残念。ゴーヤジュースを力説しすぎたか(笑)(やました・よしき 日本共産党参院議員 毎月第1週に掲載)
(大阪民主新報、2022年8月7日・14日合併号より)