沖縄県知事選9月11日投票
デニー知事2期目実現と統一地方選勝利目指して
25日告示・9月11日投票で行われる沖縄知事選挙と統一地方選の選挙の様相や意義など、支援に入っている日本共産党府常任委員の太田いつみさんに寄稿してもらいました。
8月25日、沖縄県知事選挙が告示されました。全国から派遣されたオルグ団は、直前の参院選で「オール沖縄」のイハ洋一氏勝利を勝ち取った沖縄のたたかいに学びつつ、玉城デニー知事2期目の勝利目指して大奮闘中です。
今回の知事選挙は、新基地建設を許すかどうかが大争点で、沖縄と日本の未来を左右する歴史的なたたかいです。自公政権は、8年ぶりに県政を奪還しようと執念を燃やし、新基地建設を正面に掲げる候補者を擁立。元維新の候補者は、辺野古基地の工事中止を求めながら、普天間基地は官民活用する公約を掲げ、デニー支持者を惑わす役割を担っています。
県民投票で新基地反対が71・7%という民意が示され、中部地区委員会が7~8月に行った住民アンケートでも辺野古新基地中止と、憲法9条を生かした平和外交を求める声は85%でした。対話でも、「再び沖縄を戦場にしない」「新基地をつくらせない」の思いが寄せられ、未来のために平和の沖縄をと願う県民の総意で、デニー知事2期目実現を勝ち取ろうという思いが日増しに広がっています。
今回、沖縄で初めて、知事選と統一地方選が同時に行われます。県委員会はこのたたかいで党として2つの任務を果たそうと呼び掛けています。
1つは、知事選挙と一体に議員選挙をたたかい、全員勝利すること。2つ目は「オール沖縄」勢力の結束の取り組みを広げるイニシアチブを発揮することです。
デニー選対は39万の得票目標を掲げ、オール沖縄の結束した取り組みが強化され始めています。統一地方選候補らを先頭にした街頭での訴えや宣伝カーに多くの激励が寄せられています。一方、自公政権ぐるみのオール沖縄勢力への攻撃と分断も激しく、相手候補の自公推薦候補が統一協会と関係があったことが報じられて以降、告示前に突然、出所不明のデニー知事攻撃のカラービラが全戸配布されるなど、なりふり構わぬ手段でデニー知事を倒そうと襲いかかっています。
小池晃党書記局長は8月7日、3カ所で街頭演説会を行い、イハ勝利をもたらした県民のたたかに触れ、「沖縄県民の平和への思いは、地下水脈でつながっている」と「オール沖縄」を励まし、支え続けている党の役割を発揮して、デニー勝利を必ず勝ち取ろうと呼び掛けました。
勝利の鍵は、第6回中央委員会総会が強調した「担い手」づくりを、県党の奮闘と全国の電話作戦でやりぬくかどうかです。県委員会では、各支部から「お願い袋」を10万人規模で支持者に郵送し、対話して「担い手」を広げ尽くそうと奮闘しています。他県からの電話作戦の反応も返ってきています。
沖縄返還50年の今年。幾多の苦難にも耐え、何度も立ち上がってきた県民のたたかいは「ネバーギブアップ」のたたかいです。大阪からも多くのご支援を心からお願いします。(おおた・いつみ)
選挙勝利へ支援呼び掛け
日本共産党中央委・沖縄県委
日本共産党中央委員会と沖縄県委員会では、同県知事選での玉城知事の勝利、統一地方選での同党候補の勝利へ、全国からの連帯と支援、募金の協力を呼び掛けています。沖縄県委員会の連絡先と募金の送り先は次の通り。
日本共産党沖縄県委員会 郵便番号900-0012 沖縄県那覇市泊2-4-7 電話098(862)6232 FAX098(862)6487
郵便振替=口座番号02060-0-37894 加入者名=日本共産党沖縄県委員会 ※通信欄に、氏名、住所、職業を記載して下さい
(大阪民主新報、2022年8月28日号より)