2022年10月01日
山下よしきのあったかエッセイ
100年のバトンリレー
党創立100周年記念講演会と『時代をつないで 大阪の日本共産党物語』出版記念会の直後、中央地区の「党を語る集い」に参加。3人の新入党員の方のスピーチが素晴らしかった。
90歳におなりの方は、川上貫一代議士の思い出などを語りながら、最後に「歴史の歯車に逆らうことはしたくない。歯車を一つでも進める生き方をしたい」。
会社勤めしながら浄土真宗の僧侶をめざしているという30代くらいの方は、自ら「赤旗」購読を申し込み、「誰もとり残さない、すべての人を救う」という親鸞の教えと共産主義とは親和性があると認識、「どちらもやってみようと入党しました」。
高校時代から民青同盟で仲間と学び、行動してきた19歳の専門学校生の方は、組織に入ること、特に政党に入ることはハードルが高く「自由がなくなる」と思われているが、実は生きる自由、学ぶ自由など「自由をとりもどす」ことになると入党の本質的意味を発言。「戦前弾圧された日本共産党の主張も、戦後憲法の原則になった」
100年の歴史を刻んできたバトンが、世代を超え、さまざまな人の手に受け継がれていることに深く感動しました。
「集い」終了後、若い男性と入党懇談会。慢性的な長時間労働だった会社を辞め、自分の時間が持てるフリーランスに。ネットで「赤旗」を申し込み、地域の党支部とつながりました。入党の働きかけは初めてで、今後、綱領の勉強会を行うことに。バトンリレーは続きます。(やました・よしき 日本共産党参院議員 次回は11月6日付に掲載)
(大阪民主新報、2022年10月2日号より)