おおさかナウ

2022年10月15日

工事自体を中止すべき
大阪市議会建設港湾委 長岡ゆりこ議員が質問

質問する長岡議員=9月22日、大阪市議会建設港湾委員会

 9月22日の大阪市議会建設港湾委員会では各会派が2期事業問題で質問しました。日本共産党の長岡ゆりこ議員は、工法見直しを巡る問題点などを指摘。事業費の上振れや工期の延長という異常事態の中、「やめる勇気を今こそ持って、工事自体を中止すべき」と迫りました。
 長岡氏は、北区内の工区で近隣住宅に被害を出した同じ工法で、先に工事が行なわれた福島区内の沿道には影響は出ていないのかとただしました。
 市が「大きな影響は生じていない」と答弁したのに対し、長岡氏は「淀川河畔に公害道路はいらない福島区民連絡会」の独自調査で判明した被害実態(写真)を示し、「大阪市が責任を持って調査すべき」と要求。今後の工法変更についても技術検討委員会を開くなどして、再検証・再検討するよう求めました。
 長岡氏は、事業費が異常に上振れしているにもかかわらず、費用対効果の検証もなく進める「事業ありき」の姿勢は了承できないと強調。万博期間中だけに使う仮設道路の建設に、市民の税金を数十億円も使うことはおかしいと主張しました。

(大阪民主新報、2022年10月16日号より)

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