浜さんで市政転換を
市民不在の市政変えよう
9月20日告示・27日投票
東大阪市長選・市議選
市民大集会に1千人
東大阪市長選と同市議選が9月20日告示、27日投票で行われます。同市長選への出馬を表明している日本共産党市議の浜正幸候補の必勝をと、「明るい東大阪をつくる会」(明るい会)は6月24日に「市民大集会」を市民会館で開き、市民ら1千人以上が参加しました。山口隆代表委員長が市長選挙の意義や勝利の展望を語りました。
立場超えた共同広げて
山口氏は野田義和市政を「市民不在の行政改革を進めている」と批判し、①子育て世代、若者が希望を持って定住できる街に②医療・福祉・介護、暮らし第一、安心と魅力ある街に③ものづくり企業と商店(街)支援を市政の柱に―の「3つの転換」を呼び掛けました。
市はことし5月に公立幼稚園・保育所を統廃合する方針を打ち出しました。保育所に入所を希望しながら入所できていない子どもたちは2015年5月時点で585人に上ります。中学校給食を実施する計画を府内で唯一持っていません。憲法を敵視する公民教科書も採択しています。
国民健康保険(国保)料は相次ぐ値上げで、所得200万円のモデル世帯(4人家族)で49万5千円となる府内最高額(2013年度)です。
年間延べ20万人以上が利用する市民会館を6月末で閉鎖するものの、新市民会館ができるのは5年ほど先です。歴史的評価の高い同市旭町庁舎の解体を計画する一方で、公共施設整備など総額880億円の建設事業を計画しています。
山口氏は「子どもや市民が人間として大事にされる市政を実現するため、政治的立場や考え方の違いを超えた共同をつくり上げるならば、必ず勝利する」と奮闘を訴えました。
この日は6月市議会の最終日で、本会議が夜にくい込んだため、浜候補をはじめ8人の日本共産党市議は参加できませんでしたが、多彩な弁士が現市政の問題点を告発し、浜市政の実現を訴えました。
長尾淳三元市長は自身の6度の市長選挙と2度の民主市政を振り返りながら、浜さんが与党議員団として長尾市政を支えたことや試され済みの頼もしい政治家であることを語りました。
戦争法案をめぐる情勢について、辰巳孝太郎参議院議員が国会から駆け付けて報告しました。
(大阪民主新報、2015年7月5日付より)