市政・府政変える絶好のチャンス
大阪市をよくする会が年次総会
大阪市をよくする会は2023年度年次総会を21日、大阪市北区内でオンライン併用で開き、16地域15団体62人が参加。目前に迫る府知事選、大阪市長選勝利への運動方針案を確認しました。
希望を語り政策を広げて
たつみコータロー元参院議員を府知事選に擁立した、明るい民主大阪府政をつくる会の有田洋明事務局長は、「大阪府政・市政を変える絶好のチャンス。維新政治を終わらせ、住民が暮らしてよかったと思える大阪をつくろう」と連帯あいさつしました。
カジノ誘致は成長の足かせ
井上ひろし大阪市議は、コロナ・物価対策とも大阪市独自支援策がないとし、「維新が大阪の成長戦略に欠かせないと言っている夢洲カジノ誘致こそ、成長の足かせになっている」と批判しました。
大阪市存続票を目標にして
運動報告と運動方針案を提案した福井朗事務局長は、大阪市長選の意義について、①維新政治が破壊してきた市民生活を再生させ、暮らしと大阪経済を立て直す②大阪市の運営を維新の私物化から取り戻す③選挙戦を通じて、カジノ問題に決着をつけることだと指摘。大阪市廃止の是非を問う住民投票で勝利した際の「反対」票の70万票を目標に、多くの市民に希望を語り、無党派層への働き掛けを重視して共感を得られる政策を広げると述べました。
カジノに使う税金あるなら
是枝一成事務局次長が、政策案「これからの大阪、いっしょにつくろう」を提案し、討論では10人が発言しました。
大阪市教は、「学校数、教職員数を減らし、少人数学級の願いに逆行して学級人数を増やす維新市政を、絶対に終わらせなければならない」と述べ、福祉保育労からは「施設の人材不足が深刻。カジノに使うお金があれば、今すぐ子ども、障害のある人、介護が必要な高齢者のために使ってほしい」との訴えがありました。
街づくりを一緒に考えたい
「小学校統廃合計画に対し、学校なくすなの署名が町会ぐるみで行われている。運動を一緒に進めながら、府政と市政を変え、街づくりを一緒に考えたい」(城東区連絡会)、「大阪市は、市民や市内の中小零細企業のための独自施策がない。選挙で大阪を変える年にしたい」(大商連)、「市立高校の府移管で現場が大混乱。政令市に高等学校がないのは大阪市だけ。府立移管撤回を」(大阪市高教)、「ジェンダーの視点を行政の隅々に」(新婦人)などの発言がありました。
(大阪民主新報、2023年1月29日号より)