おおさかナウ

2023年02月11日

ジェンダー平等・子育て支援・中小企業支援・カジノ誘致反対
人の幸せ応援する政治に

 明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)の、たつみコータロー知事候補(元日本共産党参院議員)は4日、大阪市中央区内で、聴衆から出された質問や願いなどにその場で答えて双方向で語り合うトークライブを行いました。3回目で、たつみ氏はジェンダー平等、子育て支援、中小企業支援、カジノ誘致反対などを訴えました。

たつみ知事候補がトークライブ

聴衆の質問に答えるとともに大阪から維新政治を変えようと訴える、たつみ知事候補=4日、大阪市中央区内

 たつみ氏は、子どもが不登校になった女性が子ども家庭センターに連絡すると、相談は2カ月待ちだったことを紹介し、職員があまりにも足りないと指摘。人をしっかりと配置して「育児を応援する、虐待をなくす大阪府をつくる」と訴えました。
 全国では微減している年収300万円以下の人々が、関西では増えていると、たつみ氏は指摘。公務現場も含め非正規雇用の増大が原因で、「『正社員が当たり前』にして、全体の所得を底上げすることが必要。少子化対策にもなる」と語りました。また、モノづくり応援予算が維新府政の下で大幅削減されており、「中小企業にこそ応援すべき」と強調しました。
 カジノ用地の賃料が1平米12万円と安すぎる問題について、たつみ氏は、鑑定額が3社一致するのはありえず、鑑定前に大阪市が12万円という「参考価格」を示していたことを指摘。カジノで経済はよくならず、「私が知事になれば、カジノは一番に撤回する」と訴えました。
 聴衆からはカジノ誘致で、「今からキャンセルできるのか」という質問が。たつみ氏は契約前なので止められると回答しました。非正規雇用の男性は、課税や社会保険料などで手取りが下がるために、労働時間を制限している人が多いと訴え。たつみ氏は、課税水準の低さを指摘するとともに、女性の低賃金というジェンダーの問題という側面があると話しました。府立高校つぶしについて、たつみ氏は「あまりに乱暴」と批判。特別支援学校では廊下での授業など全日制ではできないようなことが行われており、学校をつくりたいと話しました。

(大阪民主新報、2023年2月12日号より)

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