2023年03月18日
清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
米兵器の爆買いはまさに「目分量」
料理の基本は調味料の加減です。ラーメンのスープなら、水400ml、鶏がらスープ大さじ1・5、醤油小さじ1、オイスターソース小さじ1、めんつゆ小さじ1、砂糖、ゆずこしょうを少々といった具合です。しかし「そんなものは目分量でかまわない」という人もおられます。
目分量とは、目で見るだけで大体の分量をはかることです。もちろん、料理の経験が豊富な方やプロの料理人ともなれば、いちいち計量しなくても、味がぴったりと決まるだけの腕前をお持ちでしょう。しかし、素人が目分量だけに頼ってしまうと、せっかくの料理を台無しにしてしまいかねません。自信がないのであれば調味料はお手本通りに使用されることをおすすめします。
悪例として紹介したいのが、岸田政権が米国から購入しようとしているトマホークミサイルです。
憲法違反の敵基地攻撃能力を持つことを勝手に決めた岸田政権は、400発ものトマホークミサイルを2113億円で一括購入すると表明しました。価格の根拠もあいまいで、通常価格およそ2億7千万円と言われているミサイルを、なんと倍近い5億3千万円で購入する計算です。どうして400発も必要なのか、どのように使うつもりか、どうしてこんなに高額なのか、国民への説明はまったくありません。最悪の目分量と言えるでしょう。
こんな政治は変えるしかありません。たつみコータローさんを知事に、そして日本共産党の躍進を勝ち取りましょう。(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は4月16日付に掲載)
(大阪民主新報、2023年3月19日号より)