2023年04月01日
山下よしきのあったかエッセイ
コータロー知事と党前進が未来救う
大阪ダブル選挙、府会・大阪市会・堺市議選挙が始まりました。たつみコータロー知事の誕生と日本共産党の議席の前進へ、私も全力つくします。
地方自治体の一番の仕事は「住民福祉の増進」です。そのモノサシで大阪の維新政治の「これまで」と「これから」をジャッジする必要があります。
「これまで」でまず問われるのはコロナ対応です。
新型コロナウイルス感染症による人口当たりの死亡者数は大阪が全国ワーストワン。東京の1・6倍にもなります。たまたまではありません。維新府政が「身を切る改革」と称してやったのは、病院のベッドを3年間に642床も減らし、大阪市立病院を、公的役割を弱める独立行政法人化することでした。「身を切る改革」の正体は、医療を削り、命を削ることだった――そういっても過言ではありません。
「これから」で問われるのはカジノです。カジノ利用者の2%はギャンブル依存症になります。維新が大阪に誘致するカジノの年間入場者数は1千万人。毎年20万人が依存症になる計算です。しかもギャンブル依存症患者の6割は25歳から49歳までの子育て世代。仕事のストレスを発散しようとギャンブルに手を出した働き盛りの人たちが依存症になるのです。子どもの教育のための貯金に手をつける、会社のお金に手をつけるなど、子どもを含む家族に大きな不幸を招きます。
維新政治と正面から一貫して対決してきたコータロー知事誕生と党前進が、大阪の未来を救います。(やました・よしき 日本共産党参院議員 次回は4月30日・5月7日合併号に掲載)
(大阪民主新報、2023年4月2日号より)