おおさかナウ

2023年04月14日

大激戦 得票増で勝ち抜く

府議選吹 田・石川氏 市民の思いに全力で

駅頭で市民の激励を受ける石川氏(左)=10日、吹田市内

 9日深夜、吹田市の事務所で支援者とバンザイを繰り返した石川氏は、「カジノ中止、暮らし最優先の思いが詰まった議席。期待に応え、全力で頑張ります」と決意を語りました。
 選挙戦は、定数減の3議席を共産、維新、自民、公明が争う激戦に。前回最下位4位だった石川氏は6778票増の2万8120票(17・99%)を獲得、第2位で宝の議席を守り抜きました。
 「日本共産党が議席を失えば私たちの声が府政に届かなくなるとの一心で支持を訴え続けた」と今井理知子さん。社民党と緑の党が推薦し、野党共同宣伝も取り組まれた他、カジノ反対の市民グループや教育関係者、子育てママなど〝勝手連〟の有志グループが「カジノストップの候補者を府議会に」「ママ友みんなに石川さん支持を」と支援を呼び掛けました。
 10日朝、JR吹田駅前に立った石川氏に駆け寄った人は、「維新政治に真正面から対決できる議員。カジノは絶対駄目と追及してほしい」と期待を寄せました。

後半戦 市長選・市議選勝利へ

 16日告示・23日投開票の吹田市長・吹田市議選勝利へ向け、党吹田摂津地区委員会が10日、市内で報告決起集会を開催。「市民が主人公の吹田をつくる会」の上垣ゆうこ市長予定候補があいさつし、塩見みゆき、竹村博之、柿原まき、玉井みき子、山根たけと、ますだ洋平、村口くみ子の現職7氏が全員そろって勝利をと決意を語りました。
 西田泉地区委員長は、府議選勝利の教訓について、有権者の心を捉えた候補者演説や論戦の優位性に加え、他党派・無党派からも大きな期待が寄せられ、最後までつながりを生かし、声掛け支持広げを徹底したと強調。「党の政策を太く押し出し、住民要求実現に奮闘する市議団7議席の実績と値打ちを語り広げよう」と呼び掛けました。

 

かつてない取り組み」で

大阪市議選城東・山中氏 やれること全部を

報告集会で花束を受け取る山中氏(左から2人目)=10日、大阪市城東区内

 大阪市議選の城東区選挙区(定数5)は、日本共産党の山中智子団長、維新現職2人と新人1人、自公の各現職の6人が争う大激戦になりました。山中氏は1万1433票を獲得して4位で議席を守り抜きました。10日夜の報告集会には約50人が参加し、勝利を喜び合いました。
 山中氏は「このままでは議席を失う」という危機感をみんなで共有し、「カジノより暮らし」はじめ党の政策と議席の値打ちを語り広げたと強調。「やれることは全部やろう」と、自ら他党支持者にも働き掛けた活動などを振り返り、「維新が単独過半数の議会で、いばらの道だが、市民の声をまっすぐ届け続けて全力を挙げる」と語りました。
 参加者からは、「山中さんの声を直接届けようと、最終日に175回のスポット宣伝をした」「雨の中でも桃太郎宣伝を行った。山中さんの気迫が胸に迫ったから」「支部の全員がLINEで連絡し合って行動に参加した」「町会役員への働き掛けなどかつてないことをやった」「若者や真ん中世代を党に迎えることを真剣に追求したい」などの発言が続きました。

要求実現運動で信頼広げ

堺市議選 前回比で1議席増

 堺市議選では、6人全員当選はなりませんでしたが、前回比1議席増を勝ち取りました。
 6人の市議候補は全員が30代から50代の「真ん中世代」でした。
 東区では、最後まで次点候補と競り合って勝ち抜き、堺、西、北、南区では維新候補や元維新の候補が落選し、維新の議席増を阻みました。北区では、ベテランの元維新候補を追い抜いて勝利しました。
 党堺地区委員会では、「この間の支部の奮闘、全党員活動、『折り入って作戦』を広げ、演説会の成功や、公共交通の充実を目指す署名活動での新しい出会いで、新票獲得の確かな手ごたえのある選挙戦になった」とし、「市民が主人公の要求実現活動を通して、有権者が市政への関心を高めるとともに、党への信頼を深めていった」としています。

統一地方選前半戦 日本共産党の当選者

大阪市議選で5選を果たした井上浩氏(前列中央)=10日未明、大阪市住吉区内

堺市議選で再選を果たした藤本幸子氏(前列右)=10日未明、堺市南区内

堺市議選で初当選を果たした林原徹氏(前列中央)=9日夜、堺市堺区内

堺市議選で初当選を果たした藤本ケン氏(前列中央)=10日未明、堺市堺区内

堺市議選で初当選した、乾友美氏(前列右から3人目)=10日未明、堺市東区内

 

(大阪民主新報、2023年4月16日号より)

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