おおさかナウ

2023年04月19日

カジノは〝お金の墓場〟
あかんの声を広げよう
大阪ネットが緊急抗議宣伝
辰巳氏らが訴え


大阪カジノ誘致計画の認定強行に抗議する緊急宣伝で訴える辰巳氏=14日、大阪市都島区内

 カジノ問題を考える大阪ネットワークは14日夕、大阪市都島区のJR・京阪京橋駅前で、大阪のカジノ計画の認定強行に抗議する緊急街頭宣伝を行い、約150人が参加しました。リレートークでは市民団体の代表らが、「知事選や大阪市長選が終わったとたんに認定するという、ふざけた態度は許せない」「国が認定しても運動は止めない。カジノがある大阪を子どもたちに手渡さないために、一緒に声を上げましょう」と訴えました。
 府知事選(9日投開票)で明るい民主大阪府政をつくる会の候補者として奮闘した日本共産党の辰巳孝太郎元参院議員や、同党の清水忠史前衆院議員、山中智子大阪市議、立憲民主党の野々上愛府議も訴えました。
 辰巳氏は、夢洲のIR用地の不当に安い賃料や不動産鑑定評価を巡る疑惑が浮上し、契約差し止めを求めて民事訴訟も提起されていると指摘。政府は契約差し止めになると認定を取り消すと言明していることを示し、「不正や疑惑を放置して、事業者と契約を交わすことは許されない」と強調し、引き続き追及する決意を語りました。
 清水氏は、「カジノはギャンブル。ギャンブル依存症を増やし、街の治安や風紀を乱し、犯罪の温床。カジノで経済は成長しない。本来地域で使われるお金がカジノに吸い込まれるから。そんな〝お金の墓場〟を造ってはならない。カジノは止められる。『カジノあかん』の声を大きく広げよう」と呼び掛けました。

(大阪民主新報、2023年4月23日号より)

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