新人議員の抱負
佐々木美穂豊中市議
私は、コロナ禍での医療・介護現場のひっ迫した状況を伝え、「救える命が救えない」状況を作り出したのは政治の責任であると訴えてきました。
大型開発などによる特定の人のための政治ではなく、命とくらしを守るために、住民一人一人に寄り添う政治家を目指し、感染症の流行時に限らず、平時からの医療・保健体制の強化、ケア労働者の処遇改善など、豊中からも求めていきます。
さまざまな方の家族介護の大変さ、利用者負担増により必要なサービスを諦めるなどの状況も見てきました。来年は介護保険制度改正の年です。改悪ストップにも声を上げていく責任があると感じています。
豊中市は国政、大阪府政に流されるがまま、公共施設の削減計画のもと、公立こども園、小中学校、図書館の統廃合などの計画や何でも民営委託化の流れが広がっています。住民本位の市政を求め「おかしい事にはおかしい」と声を上げ頑張ります。
和田愛美豊中市議
女性、32歳という立場から悔しい思いをしたこともありましたが、嬉しいことの方が多かったです。先輩たちとの訪問での出会いや恩師との再会、遠くの島や海外からも支持を広げてくれた友人、家族、たくさんの方に支えて頂きました。
選挙中、公園で小学生から「学校のトイレが汚いから何とかしてほしい」と相談されました。市民にとって身近な存在になり、豊中市を自分たちで住みやすくしていくんだ!という感覚になってもらいたいです。公約実現に全力で取り組みつつ、地域の方々との出会いや繋がりも大切に活動していきたいです。
16年、母(斉宮澄江前市議)の議員生活を近くで見てきましたが、いざ自分がするとなると、わからないことだらけです。自分の心と体も大切にしつつ、市民の声に寄り添う、一緒に社会を変えられるスタイルを見い出したいです。先輩たちに教えて頂きながら地域の役に立つ、暮らし守る議員になれるよう頑張りたいです。
三和智之枚方市議
初当選を勝ち取らせていただきました。涙を流しながら喜んでくださる方、「19歳の息子を連れて行ったよ」「友達に広げたよ」と同世代からも連絡が入り、みなさんの思いや願いがつまった議席だと実感する日々です。
私は、スケボー場建設や、小中一貫校、保育所民営化問題など、この20年間、取り組んできた運動から、「市民の声を届ける議席を」「くらしに安心 子育てに希望を」と訴えました。訴えを聞いて、連絡先を教えてくださる方もいて、公約の一つひとつに、熱い共感が寄せられたと感じています。私は、市民の願いに応えるために、もっと市民の身近な存在となるよう努力し、公約実現に全力を尽くす決意です。
いま枚方市は、暮らしの予算を削り、373億円の市税を投入して市駅前・市役所周辺の再整備を進めています。議会も市民の声も無視して進めるなんて許せません。市民の願い実現に、新しい4人の議員団で力を合わせてがんばります。
寺本健太守口市議
日本共産党の守口市議会議員の寺本健太です。選挙では、守口市内や隣接市に留まらず、全国からSNSなどを通じてご支援をいただき、本当にありがとうございました。選挙を通じて自分の力不足を感じ、皆様のお力なくしては当選を果たすことは出来なかったと痛感しております。
私は消防隊員・救急隊員として全国最悪のコロナ医療崩壊を経験して、「政治を変えて救える命を増すために政治家になろう」と退職を決意いたしました。今回の当選で、ようやくスタートラインに立てたと考えています。当選証書と議員バッジを付与され、身が引き締まる思いです。
獲得した議席を活かして、税金の使い方をチェックし、命を守る現場に人と予算を回し、学校給食の無償化・こども医療費無料・国民健康保険料の引き下げ・介護施設入所の補助金創設・福祉タクシーチケット制度創設など、暮らしを守る政策を実現するために、全力を尽くしてまいります。
由井龍一郎守口市議
守口では2名が当選し改選前から議席を倍増することができました。寺本健太議員と共に、20代と30代のコンビで地域の住民要求の実現と掲げた政策の実現に全力を尽くします。
選挙では候補者を2名にしたことで、これまでにない取り組みがありました。5つの地域後援会が2つのブロックに分かれての選挙体制でした。普段は一緒に活動していないメンバーがちからを寄せ合って勝ち取った2議席だからこそ、これからも守口の行政区が一丸となってやっていける気がしています。
まだまだ私は未熟ですが、自治体の台所事情や現状を把握し改善を目指します。市民と行政の距離を近づけて一体感のある守口市にしていきたいです。
覚える事やすべき事が山積みですが、先輩方が築いてきたことを受け継ぎつつ、新しい活動方法にもチャレンジしていけるような進化の4年にできればと思っています。これからもご支援よろしくお願い致します。
長尾匡浩藤井寺市議
瀬川覚議員の後を引き継ぐことができ、一安心すると同時に、これからは自身の行動で議席の価値を見出していかなければならないと思っています。
選挙期間、地域で演説していく中で、多くの方々から「頑張れ」「若いチカラで変えてほしい」といったたくさんのお声を頂きました。若いというところでは、本当に若い2人の市会議員団となりました。この若いチカラを存分に発揮し、子どもから若者層、子育て・働く世代、高齢者のみなさまのご要望実現のために、最後までやり抜く決意です。
たくさんの不安・悩みを抱えておられる方もいます。藤井寺市というひとつの街、日本共産党市会議員団が、本当に「ひとり一人に寄り添っている」という熱意を感じて頂けてもらえるよう、公約実現は必須であり、頂いたご要望には真摯に取り組んでいく姿勢。またこれからの社会を築いていく方々との関係をより強固なものとして、自身の価値を示して参ります。
寺尾千秋富田林市議
私は、19年間民間保育士として働いてきました。労働者としても、子育て世帯としても、たくさんの矛盾を感じながら働いてきました。職場を、1月末に退職して送り出してくださった仲間の為にも、ケア労働者の処遇改善・配置基準の見直しの声を、私の経験を生かして全力で議会に届けたいと思います。
また、二十代から四十代へ、自分たちの言葉で、今起きていることをリアルに伝え、政治を身近に、そして変えられること、要求は実現できるということを共に実感していきたい。何が起こっているのかを伝え、感情を動かし、行動や運動にしていく、これを富田林や河南地区全体で取り組んでいきたいです。
決意表明をしてからの三カ月間で出会い、応援・支援してくださった方々、共感してくださった方々と思いを共有し続けて、地道な活動にも新しい取り組みにも頑張っていきたいと思います。そして、子育てと議員活動をできるだけ楽しく両立していきたいです。
松本真麗泉大津市議
阪南地区ではすべての日本共産党の候補者が当選し、嬉しい結果になりました。その中で、新人議員三人も当選し、私もその一人となれたことを嬉しく思っています。
私は泉大津市で田立恵子さん(前市議)が果たしてきた役目を引き継ぐことになりますが、きっとまったくちがう議員になるのだろうと思っています。どんなことをしていくのか、できるのか、楽しみに思っています。
街頭演説では、発熱外来をどうにかしなければならない、医療の体制を整えなければならない、市ができることがあるはずだと訴えていました。その訴えを聞いて、投票先を変えたという電話が、初日に事務所にあったそうです。
私の言葉には、何かを変える力があるということに自信をもって、人の命を守ることができる泉大津市をつくるために、出来ることを探していこうと思います。誠心誠意頑張ります。これからもよろしくおねがいします。
海老原友子岸和田市議
「何としても当選させてもらわなければならない」。10期40年住民に寄り添って活動されてきた今口千代子元市議の後継者というプレッシャーと共に、その気持ちが日に日に強まり、責任感に代わっていきました。
ご高齢の方が多いにも関わらず、早朝駅立ち、モモタロウ(練り歩き)など、今まで経験してこなかったことにも挑戦して下さいました。候補者活動が自分でも驚くくらい楽しくて、元気いっぱい走り抜けることができました。それも地域の方の支えあってのことと感謝しています。
宣伝カーで回っていると、手を振ったり、うなずいて下さったり、窓から顔を出して下さる方、スポット(訴え)が終わるまでずっと聞いて下さる方、子どもたちの「給食費無料にしてくれるんやしな?!」の声…。皆さん、願いを私に託して下さっていると痛感しました。
皆さんの願いをしっかり受け止め、「誰もが自分らしくいきいき暮らせる街」の実現目指して頑張ります。
小谷真章貝塚市議
4年前に回復した議席を無事に引き継ぐことができ、多くのお祝いと労い、励ましの言葉をいただきました。選挙でのご支援、ご協力と合わせて、心から感謝申し上げます。「楽しく子育て、いきいき長生き」の貝塚をめざす、みなさんの先頭に立つ決意です。よろしくお願いします。
慣れないことの連続でした。しかしその分、新鮮で、楽しくもありました。長らく会社勤めをして来た身としては、「日本共産党の小谷まさあきです」と、誰はばかることなく大きなマイクで市民のみなさんに語りかけることが出来たのは、体の中を和泉葛城山の山頂の風が吹き抜けていくような爽快感でした。「共産党員であることは楽しい」、選挙で実感したこの気持ちを忘れないようにします。
市民の声をしっかりと受け止め、共に行動し、実現することが私の議員像です。そのために市政への理解が欠かせません。「とにかく学ぶ。誰からでも学ぶ」、この姿勢も大切にしてまいります。
(大阪民主新報、2023年5月14日号より)