カジノ認定取り消しを 各地でデモ・宣伝
カジノを核とする統合型リゾート(IR)を巡り、国は4月に大阪の誘致計画の認定を強行しましたが、認定取り消しを求める街頭宣伝や、「カジノはあかん」とアピールするデモが相次いで取り組まれています。
カジノ問題を考える大阪ネットワーク(代表=桜田照雄阪南大学教授)は6月30日、大阪市都島区のJR・京阪京橋駅前で街頭宣伝を行い、国に認定取り消しを求める署名と、府と大阪市にカジノ誘致の中止・撤回を求める署名を呼び掛けました。
桜田氏や大阪労連の菅義人議長、日本共産党の山中智子大阪市議らがマイクで訴え。菅氏は「国は認定したが、誘致計画の問題点も指摘している。カジノは止めることができる。署名が大きな力です」と呼び掛けました。
21人が署名し、署名用紙を持ち帰る人もいました。
70代の男性=大阪市城東区在住=は、「維新は、カジノは住民投票で決めてほしいという21万もの署名を握りつぶした。維新がやってきたことはカットばかり。それで浮いたお金をカジノにつぎ込むのは許せない」と話していました。
「あかん!カジノ」女性アピールと、女性にっとワーク@おおさかが1日、大阪市内で「あかんやろ! カジノ 女性パレード」に取り組みました。
大阪市西区の新阿波座公園での出発前集会であいさつした、おおさか市民ネットワーク代表の藤永のぶよさんは、「6月2日に大雨で夢洲と咲州とを結ぶ夢咲トンネルが冠水し、夢洲が危ないことが実証された。カジノはあかん、止められる」と訴え。
参加者は、赤い洋服やスカーフなど「たたかいのシンボル」を身に付けて、横断幕やプラカードを手に「大阪にカジノはいらない」などのコールを繰り返しながらパレード。大阪市中央区の難波まで御堂筋を南下しました。
(大阪民主新報、2023年7月9日号より)