おおさかナウ

2023年07月15日

清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
批判以上に魅力を語る

清水ただし氏

 私が初めてプロ野球を球場で観戦したのは小学生の時でした。当時、森ノ宮にあった日生球場へ父が連れて行ってくれました。テレビでは聞けない、迫力ある球音に感動を覚えました。
 内野席から相手の選手に容赦なく投げかけられる野次も名物詩だったようで、打ち込まれた相手投手に対して、「お~い!風呂沸いてるから早よ帰れよ~!」とか、「お前とこの父ちゃんがやってる食堂行ったけどうまかったど!あと継いだらどうや~!」など、あまり上品とは言えませんが、どこかウィットにとんだ言い回しであったりするものですから、周りの観客の笑いを誘っていたことを覚えています。
 政治の世界でも政敵を批判することは多い。私たちは野党ですから、批判することが大事な仕事のひとつでもあります。しかし、相手に対する批判が自らの支持に自動的に結び付くわけではありません。自公政権や維新政治には決してマネのできない私たちならではの政策を魅力たっぷりに語ってこそ、有権者に希望をもたらし、自らの支持や高い投票率につなげることができると思うのです。そして、相手に対する批判は辛口であっても、どこかニヤッとできるユーモアを盛り込みたい。
 辛口といえば、夏場にぴったりのそうめん料理がおすすめです。ボウルにコチュジャン、お酢、麺つゆ、ごま油、すりおろしにんにくを入れ、ゆでたそうめんを加えて絡めるシンプルな料理です。キムチ、きゅうり、ゆで卵などを添えれば豪華に。夏バテ防止にも。
(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は8月13・20日合併号に掲載)

(大阪民主新報、2023年7月16日号より)

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