たたかってこそ勝機は拓かれる
小選挙区単独立候補を決めた思いは
比例で大波起こし風穴を
宮本たけし衆院議員衆院大阪5区候補に聞く
来る総選挙で、比例重複でなく、大阪5区(大阪市此花区、西淀川区、淀川区、東淀川区)単独候補として立候補する日本共産党の宮本たけし衆院議員に、その思いを聞きました。
ジェンダー平等と世代継承
私が小選挙区単独で立候補することが発表されて、たくさんのお声をいただいています。
森友事件などで「論客として期待され、なくてはならない議席」と思っていただいていることは、大変ありがたいことです。
日本共産党はジェンダー平等を掲げ、また党の世代継承を進めています。国会議員団も男女同数で、若々しい構成にする必要があります。党の主張や政策と姿が一致していることを示したい。こうした思いに立って、比例での挑戦を辞退したところ、中央委員会が受け止めてくれました。
どんな偉大なたたかいでも
小選挙区で勝利することは、決して容易ではありません。
「歴史上のどんな偉大なたたかいも、あらかじめ勝算があって始められたものはない。たたかってこそ勝機は拓かれる」。私が大阪12区補選をたたかった時に掲げたスローガンです。これは実は、かつて党大会で志位和夫委員長が述べた言葉です。
大阪5区で勝利する意義は
大阪5区は党の力も、民主的な団体や運動の力も強い選挙区です。国民の願いを実現するには、市民と野党の共闘と政権交代が必要であることは、わが党の揺るがぬ立場です。
自公に加え維新・国民の「4党連合」が悪法を強行している時、大本から政治を変え、野党共闘をぶれずに追求する日本共産党の議席が、小選挙区でもどうしても必要です。川上貫一さんや沓脱タケ子さんを生んだ5区でこそ、と決意いたしました。
議席の値打ちを語りに語り
戦争中に党は命懸けで反戦の旗を掲げました。今、私たちの綱領には、異常な対米従属や財界中心という政治のゆがみを正すと書いています。
この日本を変えるため、比例で大波を起こして小選挙区で風穴を開けたい。いま5区は燃えに燃え、全国の先陣を切ってポスターも張り出しています。かけがえのない日本共産党の議席の値打ちを語りに語り、必ず勝利をつかみとります。
(大阪民主新報、2023年7月23日号より)