おおさかナウ

2023年07月22日

101年 反戦・平和、国民の苦難軽減に尽力した党
日本共産党東大阪地区委員会が集会

 

9月の市議選・次期総選挙勝利へ
田村智子副委員長が講演
清水衆院近畿比例候補・うち海衆院13区候補も


東大阪市議選、総選挙勝利へ激励にこたえる(左から)しおた、しま倉、かみの、うち海、田村、清水、あさの、長岡、上原の各氏=15日、東大阪市内

 9月17日告示・24日投票の東大阪市議選と、来たる総選挙での勝利・躍進を目指し、党東大阪地区委員会は、日本共産党創立101年の記念日を迎えた15日、「市政・国政報告のつどい」を開き300人以上が参加しました。田村智子副委員長(参院議員・衆院東京ブロック比例候補)は、しおた清人、しま倉久美子、上原けんさく、長岡よしかず、あさの耕世=以上現=、かみの淳一=前=の6人全員勝利を訴えるとともに、弾圧や反共攻撃など常に困難に立ち向かいながら、反戦・平和と国民の苦難軽減へ尽力してきた党の歴史を紹介し、「市議選勝利、総選挙での議席獲得へ皆さんの力をお貸しください」と呼び掛けました。

 田村氏は、東大阪市議選で議席増を果たすために議員団が果たしてきた役割と実績を語り広げることが不可欠と述べ、中学校給食実現や子ども医療費助成の拡充などを例に挙げ、議会での多数派形成を目指し、建設的な政策提案を粘り強く重ねてきたと強調。予定候補6氏の人柄と活動・実績をそれぞれ紹介し、「必ず6人全員そろって議会へ押し上げ日本共産党の前進、躍進を勝ち取ろう」と呼び掛けました。

2つのゆがみただす共産党

訴える田村智子副委員長

 田村氏は、通常国会の政策論戦を通じて国民の願いを託せる党はどこなのかが明らかになったと語り、トラブル続出のマイナンバーカード押し付けと健康保険証廃止の背景には、個人情報を金もうけの手段としたい経済界の要請があると指摘。企業・団体献金を受け取らず、財界言いなり政治にメスを入れることこそ、国民の声が届く政治実現への確かな道だと力説しました。
 岸田政権が進める防衛費2倍化の背景には米国政府の要求があり、自公与党に加え維新や国民が大軍拡をあおっていると告発。カジノ誘致・夢洲開発で関西財界と手を組む維新は、従来型の自民党政治と何一つ変わらないと批判するとともに、9条を生かした平和の外交ビジョンを持つ日本共産党を紹介し、「希望の持てる社会実現へ日本共産党を大きく伸ばし、東大阪市議選、総選挙で勝利を目指そう」と呼び掛けました。

カジノでなく暮らし優先に

訴える清水衆院近畿比例候補

 清水ただし衆院近畿比例候補=前衆院議員=は、関西万博の準備が一向に進まない混迷ぶりに関し、大阪湾の人口島「夢洲」の軟弱地盤に巨大開発を進める関西万博とその後に誘致するカジノ計画の矛盾を指摘。いま必要なのは、住民の命と暮らしを守るための政治だと力を込めて訴えました。
 清水氏は、市議選勝利に向けた奮闘と一体に近畿比例2議席を絶対確保し、10年ぶりの議席増を成し遂げるため奮闘すると表明。貧困と格差解消へ消費税を減税し、中小企業をつぶすインボイス制度を中止させようと呼び掛けました。
 5年で43兆円をつぎ込む岸田政権の大軍拡計画を取り上げ、憲法違反の攻撃型ミサイル(米国製)を2倍以上の高値で調達する政府方針を批判。「アメリカの軍需産業をもうけさせ、日本国民を苦しめるやり方は間違っている。アメリカ言いなり政治をただし、平和の外交ビジョンを掲げる日本共産党を大きく伸ばしてほしい」と呼び掛けました。

悪政連合が暮らし追い詰め

訴えるうち海衆院13区候補

 うち海公仁衆院大阪13区予定候補=前府議=は、訪問先で「クーラーをつけたら電気代が払えなくなるので、暑い日もじっと我慢している」と悲痛な声を聴いたと語り、物価高や低年金、高すぎる国保料や介護保険料の負担が市民の暮らしを追い詰めていると告発。反戦・平和を貫いてきた日本共産党の101年の歴史にも触れながら、「ゆがんだ政治への怒りの声を国会にぶつけるため、皆さんと力を合わせ日本共産党の躍進へ全力を尽くす」と訴えました。

〝忘己利他〟の精神の共産党

 市民6人がリレートークし、「社会の中でつくり出されたジェンダー差別を、政治の力で変えたい」「子どもの笑顔は社会の幸せ。憲法9条を守り、戦争のない平和な社会をつくりたい」「誰もが暮らしやすい地域社会実現へ、コミュニティーバスなど公共交通の充実を」など、国・市政に向けた願いが紹介されました。
 各弁士は「困っている市民に親身に寄り添う共産党の議員を増やしたい」「自分を忘れ他人を利する〝忘己利他〟の精神で、みんなの幸せのために頑張る共産党を増やそう」「今度の市議選は大変激しい選挙になる。議席を守り抜き、6人全員当選へ地域を歩いて訴えを広げたい」と、6人全員当選と総選挙勝利への意気込みを語りました。

東大阪市議選9月17日告示・24日投票
全員当選へ6氏決意

市民の声こそ政治を動かす

 市議選で6議席確保に挑戦する6氏が決意表明しました。
 しおた氏は、16年前から議会で提案してきた外出支援施策の社会実験が8月から始まると語り、「市民皆さんの声が市政を動かしている。人が大切にされる当たり前の政治実現へ、必ず6人の議員団を実現したい」と訴えました。
 しま倉氏は、学校施設老朽化の問題で、議員団として独自調査し改善を求めてきたと紹介。小中学校トイレへの生理用品設置を求める活動など、ジェンダー平等実現へ全力で取り組んでいきたいと語りました。
 前回市議選で議席を失ったかみの氏は、医療機関で14年勤務した経験に触れ、命と平和を守るために生きると決意したことが政治の原点だと語り、誰もが安心して医療や介護を受けられる街にしたいと、議席奪還への決意を語りました。
 あさの議員は、東大阪の経済発展に向けて、経営基盤の弱い中小企業や商店街への支援強化が必要だと強調。地球環境保全、人や動物などすべての命が大切にされる地域社会の実現を目指して、全力を尽くしたいと語りました。
 長岡氏は、中学校給食実施と今年度からの無償化や学校司書配置などの実績を紹介。小学校給食無償化や子ども医療費の完全無料化などの願いを届けるため、6人の議員団を実現させたいと語りました。
 上原氏は、東大阪市長に浮上した金銭授受疑惑の真相解明が必要だと指摘。調査特別委員会(百条委)の設置を求める議案を否決した自公維の態度を批判し、不正・腐敗を決して許さず徹底追及する日本共産党を勝たせて下さいと訴えました。

しおた清人氏

しま倉久美子氏

上原けんさく氏

長岡よしかず氏

あさの耕世氏

かみの淳一氏

 

 

 

 

 

(大阪民主新報、2023年7月23日号より)

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