おおさかナウ

2023年08月05日

山下よしきのあったかエッセイ
草の根の力と馬場発言

 草の根の運動の力ってすごいなと思いました。
 7月29日、大阪憲法会議・共同センターの総会に参加、講演したあと討論も傍聴しました。
 「70名の会員で九条の会のチラシを配布。6回で1600枚になりました」(豊能町)、「9の日に署名行動。高校生にも伝わる言葉にと工夫しています」(大阪市旭区)、「9日の駅前宣伝は194回に。軍拡財源法反対のパレードには100人が参加しました」(同城東区)、「東京での若者憲法集会とデモに65人が参加。大阪でもサウンドデモをやりたい」(民青同盟)、「憲法カフェのとりくみは1543回、参加者9400人になりました」(新婦人)、「過去のように赤紙は配りたくない。私は保育士。子どもたちに平和な未来を手渡したい」(自治労連)、「教え子を再び戦場に送らない。子どもたちにウソを教えた反省のもとに戦争に反対する決意です」(大教組)
 暑い日も寒い日も、地域でまいてきた一枚のビラ、集めてきた一筆の署名が、憲法をまもり戦争を抑止する力となっている。
 民主団体・労働組合での粘り強い学習と行動が、新しい平和の担い手を育てている。
 そう実感しました。
 維新・馬場代表の「共産党は日本からなくなったらいい政党」との暴言は、民主主義を根本から否定するとともに、戦前の支配勢力が共産党を「アカ」「非国民」と弾圧し、侵略戦争へと突き進んでいった歴史をくりかえすもの。
 草の根の力、民主主義の力で包囲したいですね。(やました・よしき 日本共産党参院議員 次回は9月3日号に掲載)

(大阪民主新報、2023年8月6日号より)

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