出馬を表明するうち海公仁氏＝８月24日、東大阪市内

　17日告示・24日投開票の東大阪市長選で、日本共産党も参加する「明るい東大阪をつくる会」は８月24日、同会代表委員で前府議のうち海公仁氏（67）を無所属で擁立すると発表しました。
　東大阪市内で開いた会見でうち海氏は、「明るい会」の出馬要請を受け立候補の決意を固めたと述べ、４期16年自民・公明の支援を受けた現職の野田義和氏（66）が大阪維新の会公認で５選出馬を表明したことに対し、「子どもから高齢者、働く人も中小企業の皆さんも元気になっていくため、間違った維新流の政治を改めるべきだと考えている。市民に対し政治選択の姿を示したい」と語りました。

　うち海氏は、▽全市民への緊急給付金支給や保育・学童保育無料化、学校給食無料化、高すぎる国保料と介護負担の軽減―などの政策を示し、「物価高騰で多くの市民が苦しんでいる。暮らしと営業を守る緊急支援策を掲げ、〝市民が主人公〟の市政を目指したい」と決意を語りました。
　うち海氏の出馬表明に伴って日本共産党は、衆院大阪13区予定候補の公認を取り下げました。
　うち海氏の略歴は次の通りです。

　１９９１年東大阪市議に初当選（６期）。党市議団長、市議会副議長など歴任。２０１９年府議当選（１期）

(大阪民主新報、2023年9月3日号より）