何度でも立ち上がる
ママの会@池田がパレード
参院安保法制特別委員会での戦争法案の強行可決から一夜明けた18日、「安保法案に反対するママの会@池田」が池田市内で「ママデモ」に取り組みました。子育て真っ最中の若い母親たちをはじめ約70人が参加し、「誰の子どもも殺させない」パレードしました。
「安倍さ〜ん!聞いてますかー!」――出発前集会のリレートークで叫んだのは、4歳の娘を育てる生野育子さん(44)。「私たちはあなたが思っているよりも、ずっとずっと強い。たとえ法案が通されても、『戦争反対』と声をからして叫び続けます。何度でも何度でも立ち上がります」ときっぱり語りました。
3歳の息子を育てる母親(43)は、「自分が先に(銃の)引き金を引かなければ殺されるのが戦場。優しい息子は絶対に引き金を引けないと思う。誰の子どもも殺されたくありません。戦争への一歩ではなく、世界平和への一歩を私たちが歩み出しましょう」と涙を浮かべて訴えました。
日本共産党のわたなべ結参院大阪選挙区候補も駆け付けてあいさつ。「私たちはあきらめません。民主主義を取り戻し、新しい政治を自分たちでつくりたいという声が全国に広がり、絶対に止めることはできない。憲法を無視する安倍政権は、政権を担う資格なし。一緒に退陣に追い込みましょう」と激励しました。
「安保法案に反対するママの会@池田」は9月1日に結成され、この日のパレードを準備してきました。
「大阪市内の集会やデモに行くのは大変です。『池田でなら参加できるのに…』というママのつぶやきから始まりました」と語るのは、代表の森朋子さん(40)。6歳の娘がいます。「ひどい強行採決の光景は、世界中に発信されています。なんと恥ずかしいことか。『戦争させない』と声を上げ続けていきます」
当日は準備に集まった女性たちが、前日の強行採決に「黙っていられない」と、午前10時の集会開始前から次々にマイクを握って訴えました。難波千里さん(71)は、旧日本海軍の戦闘機の乗組員だった父親のことを紹介し、「父は17歳から30歳まで職業軍人で、出撃のたびに遺書を書いたそうです。青春時代を奪う戦争は、二度としてはなりません」と話しました。
(大阪民主新報、2015年9月27日付より)