おおさかナウ

2023年08月12日

「大阪は1つ」、交野・東大阪両市議選
全員当選で前進軌道をきらひらこう
2023年8月 日本共産党大阪府委員会選挙宣伝部

 日本共産党大阪府委員会選挙宣伝部は、交野市議選・東大阪市議選に当たって次の訴えを発表しました。

 大阪では夏から秋にかけて、枚方市長選挙(投票日9月3日)、交野市議選(同9月10日)、東大阪市議選挙・市長選挙(同9月24日)、田尻町長選挙(同11月19日)が行われます。どの選挙も住民の声を議会に届ける党の議席を維持・前進させ、住民の声が届く自治体への転換めざす大切な選挙です。なかでも、統一地方選挙後初めての定例議員選挙となる交野市議選で現有3議席絶対確保、東大阪市議選で現有5議席を絶対確保し、6議席獲得を達成することは特別の重みがあります。

日本共産党勝利で悪政4党連合にノーを   

 1つは、異常な暑さやコロナ感染の拡大による健康への不安が広がるもとで、止まらない物価高・マイナ保険証の破綻や大軍拡など、自公と維新・国民の「4党連合」によ る悪政への怒りが広がり、岸田内閣の支持率の低下が止まりません。カジノ誘致をめぐる「不動産鑑定疑惑」に続き、万博パビリオンの「突貫工事」に対する疑念と批判の広がりなど、維新政治 と府民の矛盾がどんどん広がっています。交野市と東大阪市の議員選挙は、有権者にとって自公政権と維新政治への怒りと不満をストレートに示す絶好のチャンスです。悪政4党連合と正面からたたかい、2つのゆがみを「もとから変える」日本共産党の得票の前進・候補者全員当選が何よりも求められています。

市民の願いまっすぐ届け、市政をチェック  

 2つは、自公と「第2自民党」を宣言する維新が競い合い、自治体の民営化・市民サービス切り捨てが強行されるもとで、交野市と東大阪市で得票を伸ばし候補者全員当選をかちとることは、住民の声をまっすぐ議会に届け、市政を厳しくチェックする上で重要です。
 交野市では維新が3から5、自民が1から3へと、議席の大幅増をめざしています。前市長と前市政与党の自公が中心となり、市民と野党の共同で実現した新しい市政の転覆を公言し、市長不信任が可能な定数15の4分の3以上の議席の占有を狙っています。交野市での日本共産党の3議席は、市民が選んだ市政転覆を阻止し、市民要求をさらに前にすすめるうえでなくてはならない議席です。
 東大阪市でも維新が8から14、自民が9から11と、大量立候補で議席の大幅増を狙っています。維新は、自公とともに市長の政治資金疑惑追及の調査特別委員会設置に反対するなど疑惑に背をむけ、市役所の民営化・市民サービス切り捨てで自公と競いあっています。事実上のオール与党勢力が議会の92%を占めるような議会独占を許すわけにはいきません。日本共産党の現有5議席を絶対確保し6議席への前進で、「議会独占ストップ」、市民の声がまっすぐ届き、市政を厳しくチェックする力を大きくしなければなりません。

維新「幻想」打破、総選挙・地方選の展望開く

 3つめは、両市での勝利は来たるべき総選挙で「大阪比例56万票獲得、近畿比例2議席絶対確保し議席を前進」、この政治目標達成、今後の中間選挙、4年後の統一地方選挙で失地を回復し前進への展望を拓くものです。
 とりわけ、維新の馬場代表が「共産党は日本からなくなったらいい政党」と叫ぶ一方で「第2自民党」を宣言し、労働基準法を無視し労働者の健康や命より利潤を優先しようとする同党の姿勢は、政治改革を望む多くの府民の願いと相反するものです。交野と東大阪で、党への全面的な攻撃に攻勢的に立ち向かい、日本共産党議員団のかけがえない役割と一体に、住民要求に沿って維新の実態を暴露する攻勢的な論戦が重要です。この論戦を土台に交野と東大阪の勝利をなんとしてもかちとる決意です。

「大阪は1つ」で局面を打開し、全員当選を  

 全国的な統一地方選挙後の地方選挙の得票は、前回比79・8%、参院比99・3%と厳しい状況です。加えて、交野も東大阪も維新と自民が大量の候補者を擁立し、野党系も候補者を増やすなど、有力者による多数立候補が予想され、すでに本番並みの激しい宣伝・組織活動が展開されています。現局面の情勢判断は、交野市も東大阪市も大半の候補者は当選圏に入っておらず、現状では4年前の獲得議席を割り込む危険性が強いと言わざるを得ません。
 しかし、その一方で、交野でも、事実上のオール 与党の東大阪でも、数 々の住民要求を実現させるなど抜群の役割を果たしています。議席減の危機を打開し、党議員団の値うちを一気に大規模に全有権者規模で浸透させるために「大阪はひとつ」で力を集中することが重要となっています。
 早ければ秋にも実施される解散・総選挙にむけ、近畿比例の4人の予定候補、発表済の9人の小選挙区候補を先頭に、「比例を軸」に日本共産党の躍進で府民要求実現、国政の転換めざす独自のとりくみの強化と、「第29回党大会成功・総選挙躍進をめざす、党勢拡大・世代的継承の大運動」を成功させなければなりません。この取り組みに全力をあげつつ、交野市議選、東大阪市議選の勝利へ、大阪の力を集中させることが強く求められています。全党挙げて前進軌道を切り開きましょう。

(大阪民主新報、2023年8月13・20日合併号より)

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