「戦争法案絶対反対！」「国民無視の国会止めろ！」「野党は頑張れ！」――土砂降りの雨をついて、国会前でコールを続ける全国一般府本部の組合員ら＝17日、東京都千代田区内

　戦争法案の強行へ政府・与党が暴走する中、大阪からも18日まで連日、労働組合や民主団体の代表が上京し、総がかり行動実行委員会が呼び掛けた国会前の座り込み行動や集会に合流しました。

　参院安保法制特別委員会で戦争法案が強行可決された17日。国会正門前では強い雨が降り続く中、全国一般府本部、西淀川労連、大阪民医連などの代表が国会正門前で、「戦争法案絶対反対！」「国民無視の国会止めろ！」「野党は頑張れ！」のコールを声を限りに響かせました。
　大阪市西淀川区の淀川勤労者厚生協会の７人、西淀川労連の２人と、計９人が参加。西淀川労連副議長の矢野正之さんは、採決したのかどうかも分らない状態で政府・与党が特別委員会で強行したことに「安倍政権のファッショ的な姿を目の当たりにした」と話します。19日には参院本会議での可決・成立に抗議する緊急宣伝を西淀川区内６カ所で実施。「成立させられたからといって黙ってはいられない。戦争法廃止、安倍政権打倒へ新たなたたかいです」と決意を語っています。
　「雨の中、『野党は頑張れ』というコールを何度続けたか分からない」と言うのは、大阪平和委員会副会長の片方真佐子さん。「強行採決で、政府・与党は自分たちにとっていちばんやってはいけないことをしました。『民主主義って何だ』と、若者の主権者意識に火をつけたことです。それはあらゆる世代を勇気付けました。憲法と民主主義を守る政府へ。世界から仲良くしたいと安心してもらえる国へ。私たちの目標はハッキリしています」と話します。

（大阪民主新報、2015年9月27日付より）