2023年08月12日
清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
「赤」ほどめでたい色はない
戦前、絶対主義的天皇政治のもと、侵略戦争と植民地支配に命をかけて反対を貫いた日本共産党の影響力を恐れ、支配勢力は激しい弾圧を加えました。それでも私たちの先輩達は頭(こうべ)を垂れることなく、戦争反対、国民主権などの要求をかかげ果敢に活動しました。敗戦後、ポツダム宣言と日本国憲法に侵略戦争と軍国主義の否定、国民主権と恒久平和主義が盛り込まれ、私たちの運動の正しさが証明されたのです。
戦後も、GHQと日本の支配勢力が日本共産党の台頭を恐れ、レッドパージ等による弾圧を行いました。「共産党は恐ろしい」「暴力革命の党」「アカに近づくな」などのレッテルを貼り、国民との分断を図りました。日本共産党は攻撃を跳ね返し、1970年代、90年代後半、2010年代と、三度の躍進を勝ち取りました。現在も、「自由にものが言えない党」「党首が長い」などの攻撃にさらされています。これをチャンスと捉え、党の存在意義と役割をおおいに訴えていくことが大切です。岸田政権と維新がすすめる大軍拡と暮らし破壊、改憲策動を阻止し、健康保険証の存続を求める運動を大いに広げ、解散・総選挙に追い込みましょう。
赤(アカ)はめでたい色で紅白歌合戦、紅白まんじゅう、入学式などを彩る紅白の垂れ幕、還暦を祝う着衣も赤です。お祝い時に赤飯を炊くのも日本の風習です。もち米2合に白米1合をブレンド、洗米後しばらく水に浸します。炊飯器に入れ缶詰のあずきを汁ごと加えます。少量のお酒と塩がうま味を引き出します。
(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は9月17日号に掲載)
(大阪民主新報、2023年8月13・20日合併号より)