おおさかナウ

2015年10月18日

戦争法廃止・維新政治ノー・要求実現へ
共同の力さらに強めて
共産党が国会報告要求懇談会

府民要求実現と国政刷新の課題や展望を交流し合った国会報告要求懇談会=10日、大阪市中央区内

府民要求実現と国政刷新の課題や展望を交流し合った国会報告要求懇談会=10日、大阪市中央区内

 日本共産党大阪府委員会と党国会議員団大阪事務所は10日、大阪市中央区内で、国会報告要求懇談会を開きました。32団体・23議員団から121人が参加。国政をめぐる各分野の実態や多彩な要望などを交流しました。

 懇談会冒頭、党府委員会の柳利昭副委員長があいさつし、「激動の情勢にふさわしく大志とロマンを持った活動を進めたい」と、国民各分野の切実な要求実現へ全力を挙げる決意を表明。「大阪で一点共闘の力をさらに広げ、ダブル選勝利を目指す」とし、安倍政権と改憲タッグを組み野党分断を狙う橋下・維新政治に終止符を打つことが、府民要求実現と国民連合政府樹立の展望を開く力になると強調しました。「来年夏の参院選で全国850万票を実現し、比例代表で大門みきし議員はじめ8人以上の当選と、大阪選挙区でわたなべ結候補の勝利を勝ち取りたい」と語りました。
 宮本岳志衆院国会対策副委員長が、先の通常国会での戦争立法阻止の国民的たたかいなど歴史的闘争の経過を報告。「躍進した国会議員団の論戦が野党共同で大きな役割を発揮し、国民とともに日本の政治を動かした国会だった」と振り返り、自衛隊内部文書の連続告発など衆参議員団の国会論戦を詳述しました。計6回開かれた党首会談など、野党共同の前進に努め国民運動との連帯をリードしたと述べました。派遣法改悪やマイナンバー制度導入など悪法が強行成立した一方、大阪選出議員による刑事訴訟法改悪阻止や、維新の会の「二重行政」論の欺まんを明らかにした論戦を紹介。「成果を確信にして、ダブル選勝利はじめ新たなたたかいを進めたい」と述べました。
 清水忠史衆院議員は、通常国会で31回の質問、発言、討論に立ち大阪府民、国民の切実な願い実現へ奮闘してきたと述べました。
 初質問では大阪の維新政治に関わる生活保護問題を取り上げて追及。中小企業泣かせの消費税増税の撤回を求めました。
 さらに盗聴被害者の緒方靖夫党国際部長(当時)を参考人として国会に呼び、徹底論戦を重ね、盗聴法大改悪を含む刑事訴訟法改悪を阻止したと述べました。「戦争法が成立し、国民の暮らし・教育の予算が圧縮されます。暮らし守れのたたかいを地域の要求運動と結んで、いっそう強めていきたい」と決意を述べました。
 辰巳孝太郎参院議員は2年間で87回の質問に立ってきたと述べ、先の国会で小池晃議員とタッグを組み、労働者派遣法改悪を追及した論戦などを紹介。母子心中未遂事件を取り上げ、公営住宅家賃減免制度の周知徹底や、「水際作戦」、縦割り行政の弊害を追及してきたと述べました。
 また、豊能町や河南町の建設残土問題、伊丹空港の軍事利用の問題、大阪市の下水道事業の民営化問題など、大阪府民にとって身近な生活問題を取り上げ、その実現に奮闘してきたとし、「国民の運動に連帯して戦争法廃止へ頑張る決意です」と語りました。

宮本岳志衆院議員

宮本岳志衆院議員

清水忠史衆院議員

清水忠史衆院議員

辰巳孝太郎参院議員

辰巳孝太郎参院議員

わたなべ結参院大阪選挙区候補

わたなべ結参院大阪選挙区候補

(大阪民主新報、2015年10月18日付より)

 

 

 

 

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