第29回党大会議案を討議
共産党府委が第16回総会
日本共産党大阪府委員会は第16回府委員会総会を16日に開き、第10回中央委員会総会で提案された第29回党大会決議案について討議しました。総会では、柳利昭委員長が決議案や10中総での志位和夫委員長あいさつ、「大運動」の目標達成で大会成功をと訴えた小池晃書記局長の報告のポイントを紹介しました。
青年学生分野の取り組みを報告
討議では5人が発言し、淀川東淀川地区の宅田葉月委員長と西淀川此花地区の原之園裕一委員長が、青年学生分野の取り組みを報告しました。
淀川東淀川地区では9月に初めて「大運動」で党員を迎え、10月に1人、11月には山添拓参院議員を招いた演説会で3人が入党。民青同盟も1年ぶりに同盟員を増やしました。
11月の演説会では、訪問でつながった人や「しんぶん赤旗」での折り込み、公式LINEでの案内などを通して党内外からの応援も得る中、党の支部会議に参加できていなかった真ん中世代の党員夫婦、連合加盟労組役員の青年が友人を誘って参加するなど、若い人がたくさん参加しました。
一問一答形式も取り入れた双方向の演説会も好評で、終了後、7人に入党を呼び掛けたところ、3人が決意しました。
宅田委員長は、「なぜ党が大きくなり、入党者を迎えなければいけないのかということなど、みんなの思いと一致する党大会決議案が、前向きに受け止められている」と語り、「2割前後にとどまっている支部の運動を全党員の運動にして、変化を確かなものにしていきたい」と述べました。
西淀川此花地区では、5カ年計画で民青同盟は80人、青年党員は50人にすることを目標にし、「大運動」では保育士と高校生の2人を党に迎え、民青は地区委員会再建を目指しています。
地区委員会では、部長1人だけだった青年学生部を4人体制に強化。集団的に知恵を出し合い、民青への援助も強める中で、保育士や高校生の班を再建しました。
青年と真ん中世代の学習交流にも取り組む中で、日本社会の二つのゆがみや変革の展望などを学ぶ学習会に、多くの真ん中世代や青年が参加。ここでも入党を働き掛けています。
原之園委員長は、若い人たちが「学習交流で、こんなことが起こっていると事実を知り、学ぶ喜びや仲間と一緒に頑張る喜びをつかんでいる。この流れを大きなものにしていきたい」とし、「大会決議案と10中総を力に、全支部、全党員の運動を目指して頑張りたい」と決意を語りました。
(大阪民主新報、2023年11月26日号より)