青年の願い実現へ府同盟を強く大きく
「二つの異常」ただし政治と社会を変える
民青同盟大阪府委員会 園部真拓委員長に聞く
2千人の年間拡大目標を超過達成し、先月開催された日本民主青年同盟第47回全国大会。大阪でもこの1年、青年の中で政治変革の展望を語り広げ、前年拡大数を上回る新同盟員を迎えました。歴史的成果を土台に、新たな飛躍を目指す民青府委員会の園部真拓委員長に聞きました。
沸きに沸いた全国大会
――全国大会は〝沸きに沸いた〟そうですね。
園部 大会では、青年の中に分け入って政治を変える展望を語り広げる中、全国各地で青年が加盟したとの報告がありました。
大会の議事の合間に、「ここで報告です! 大阪で1人新しい同盟員を迎えました!」と伝えられ、会場が大きな拍手に包まれ、私も胸を熱くしました。
閉会までの3日間で、大阪では新たに6人の仲間を迎えたことも、近年にない特徴だったと思います。
全国の豊かな経験に学ぶとともに、大阪から私を含め3人が討論に立ちました。本当に全国みんなの力で成功させた「歴史的」大会になったと思います。
展望をつかみ行動したいと
自民党政治の行き詰まりの中で、青年はただ模索を深めているだけではなく、社会と政治を変える展望をつかみ、行動したいという思いをかつてなく強めています。
「なぜ日本の学費はこんなに高いのか」「パレスチナでの深刻な人道的危機をどうしたら解決できるのか」「物価高騰に無策な自民党政治を変えたい」と答えを追求し、「こうすれば政治を変えることができる」という確かな展望を痛切に求めています。
青年の注目集める民青
――〝社会を変えたい〟と、民青に注目が集まっているのですね。
園部 民青同盟の『加盟よびかけ文』を使って日本政治の『二つの異常』を青年に語ると、「えっ! そうだったの」「もっと学びたい」と対話が弾みます。
生きる希望を見出すことで
さらに『アメリカ言いなり』『大企業優遇』という日本政治の「二つの異常」をただせば政治は変えられるという「展望」を伝えると、「もっと学びたい」「一緒に活動したい」と加盟につながっています。社会を変える展望をつかむことが「生きる希望」になっているし、そこに民青同盟という組織そのものの魅力が発揮されていると思います。
全国大会に向かう活動の中、府内各地に同盟員拡大が一気に広がり、1週間ほどの間に20人以上の仲間を迎えることができました。
ある地域では、街頭の対話を通して加盟する青年が相次ぎ、「青年の模索と『二つの異常』をただす社会変革の展望がかみ合い、多くの仲間を迎えることができた」と確信になりました。
学んで成長し、行動に足を踏み出す同盟員がもっと増えていけば、さらなる前進を必ず築けると確信しています。
この間、私たちはコロナ禍と物価高で苦しむ青年・学生の生活を支えようと食料支援に取り組み、要求実現に向けて一緒に声を上げてきました。
また、「憲法を守れ。憲法を生かした政治を」と、全国青年憲法運動を広げ、若者憲法集会2023を成功させました。本当にかけがえのない活動をしてきたと誇りに思います。
新しい政治へうねりを
――今後1年間の運動方針として全国で3千人以上の拡大目標が掲げられました。
園部 大阪には137万人の青年がいます。行き詰まりを深める自民党政治への不信を高める一方、まだまだ維新政治に幻想を抱いている青年も少なくありません。
民青同盟をもっと強く大きくしなければならない情勢だと思います。全国大会で決めた目標は、「できるか」「できないか」ではなく、絶対にやり遂げなければならない目標だと受け止めています。
選挙を通じて要求の実現を
「社会は変わるし、変えられる」という視点に立って、政治や社会に理不尽さを感じている青年・学生たちに、科学的社会主義と日本共産党綱領を学ぶことを目的に掲げる民青同盟を知らせ、政治改革の展望を届けていきたいと思います。
解散・総選挙までに、1人でも多くの青年を仲間に迎え、選挙を通じて青年の要求を実現し、新しい政治を切り開く巨大なうねりをつくっていきたい。誰もが希望を持って〝生きたい〟と思える社会を実現するために、大阪、全国の奮闘で勝ち取った歴史的前進の成果と教訓を力に、新たな前進に向け、府同盟として頑張りたいと思います。
(大阪民主新報、2023年12月10日号より)