清水ただし氏

　寒い日も岸田政権と維新政治の悪政に頭に血がのぼり、カッカとさせられます。自民党安倍派における政治資金パーティーの売上げ代金還流疑惑をめぐっては、「これだけ庶民の暮らしが大変なときに、国会議員はせっせと裏金づくりをしていたのか」と、国民の怒りが爆発するのも当然です。
　ノルマを超えたパーティー券のキックバックを受けた議員が官房長官や閣僚を含めてぞろぞろと出てきました。政治資金規正法違反なら刑事罰を受けることとなり、議員辞職と公民権停止は避けられないはずです。「しんぶん赤旗」日曜版のスクープで始まった今回の事件、東京地検特捜部は忖度することなく徹底的に捜査してもらいたい。
　かつて、リクルート事件や佐川急便事件など、政治とカネをめぐる問題が相次いだことから、政党助成金制度の創設とあわせ、企業・団体献金は禁止されました。ただし、禁止は政治家本人に対してだけのもので、政党や政党支部への寄付は抜け穴として温存されたのです。企業や団体が政治献金するのは見返りを求めるからです。歪んだ賄賂政治を一掃するためには、汚れたお金と無縁の日本共産党が躍進するしかありません。
　寒い夜は政治への憤りではなくお鍋料理であったまりたいもの。豚肉に塩とごま油、少量のにんにくを加え、もみ込んでからお鍋で焼きます。そこへだし汁を入れて、キムチ、大根、きのこ類、豆腐を投入。コチュジャンと鶏がらスープも適量加えます。煮立ったらニラをちらして完成です。
（しみず・ただし　日本共産党前衆院議員　次回は１月21日号に掲載）

(大阪民主新報、2023年12月17日号より）