日本共産党大阪女性後援会
党大きくし総選挙勝利へ
平和とジェンダー平等の社会を
総会で活動を交流
日本共産党大阪女性後援会は、総選挙勝利で平和とジェンダー平等の社会をと、2024年総会と記念講演会を16日、大阪市中央区内で開き、会場いっぱいの225人と、オンラインと合わせて約400人が参加しました。東京から山添拓参院議員が駆け付けて講演し、府内の運動を交流。「日本共産党を伸ばして政治を変えよう」の熱気にあふれました。
山添参院議員が講演・たつみ衆院近畿比例候補が訴え
あいさつした長尾ゆり代表委員は、女性参政権を行使した時の喜びを語った母の言葉を紹介し、「新しい戦前と言われるが、今は女性参政権がある。選挙で政治は変えられる。日本共産党の躍進で希望を開こう」と呼び掛けました。
政治とカネにクリーンな党
衆院近畿比例候補の、たつみコータロー元参院議員は、「腐り切った自民党政治を変え、大阪の女性の皆さんの声を真っすぐに国会に届けるために全力尽くす」とし、裏金事件を起こし、かたくなに同性婚に反対する自民党、万博を強行的に進め、第2自民党と自認する維新を厳しく批判。「アメリカ言いなり、大企業中心政治に唯一切り込める日本共産党が伸びれば、政治が変わることを訴えれば、大きく前進躍進できる」と述べ、比例代表で党を大きく伸ばしてほしいと訴えました。
山添氏は冒頭、被災地支援で訪れた能登の様子を報告し、「政治の冷たさが浮き彫りになっている」と指摘。「生活となりわいの再建、能登で生きる希望が示せるよう全力で臨みたい」と述べるとともに、「原発をなくす声を一緒に上げたい」と語りました。
自民党の裏金問題について山添氏は、「企業団体献金禁止には、政治とカネに最もクリーンな日本共産党が伸びる必要がある」と強調。「失われた30年は自民党にとってはがっつり稼いだ30年」だとし、企業や団体にたかるように献金を求め、法人税を下げて消費税を上げ、雇用を破壊、社会保障を後退させてきた30年だったとし、「政治はカネでなく、一票に託された民意で動くべきだ」と強く述べました。
ジェンダー平等を巡っては、昨年9月、仏政府の研修に招聘されたことを報告し、フランスでは、女性議員の数を増やすために、男女同数の候補者名簿を義務付けていることなどを紹介。選択的夫婦別姓制度を実現できない自民党政治は「変えるべきだ」と述べました。
戦争ない平和な世界のため
「2つの戦争をどう終わらせるか」との問いに山添氏は、「2つの戦争を深刻にしているのはアメリカだ」と指摘しました。国連憲章のルールに基づき国際社会が団結する重要性を指摘し、大軍拡に突き進む岸田政権を厳しく批判。「戦争させないためには、外交を進める対話のビジョンが必要だ」とし、徹底した対話の努力を進めているASEAN(東南アジア諸国連合)の取り組みを紹介しました。
維新の会について山添氏は、「内政でも外交でも変えるしかない自民党政治の最悪のアシスト役を担ってきた。世代間の対立と分断をあおる党に政治は委ねられない」ときっぱり述べました。
最後に山添氏は、「人間の自由こそ、社会主義や共産主義の目的であり特質だ」と述べ、「作家の小林多喜二が殺された100年前から、多くの努力で今がある。私たちの頑張りは新しい時代を呼び込む。希望ある未来を切り開き、総選挙では2議席を3議席、4議席に増やすために頑張ろう」と呼び掛けました。
総会では、川本幹子事務局長が活動報告と行動提起を行い、4つの後援会が活動を報告しました。
摂津の後援会は、「女性のひろば」拡大の経験と、市内にあるダイキン工業が排出し続けた発がん性物質PFOA汚染問題を巡る取り組みを紹介し、大阪市旭区の後援会は、会員の名簿作りやSNS活用、宣伝の工夫などを報告。業者婦人後援会は、「インボイス制度で国民をがんじがらめにし、裏金議員はぬくぬく。国民を苦しめる政治を早く終わらせよう」と語り、新婦人内後援会は、組織のつながりを生かして後援会員を増やしている経験を紹介し、「毎回新しいメンバーが参加するような活動を目指し、近畿で4議席必勝へ」と決意を述べました。
歌手で俳優の一二三(ひふみ)礼さんが、ピアノの弾き語りで「ケサラ」「あきらめないのうた」などを歌い、集いを盛り上げました。
(大阪民主新報、2024年3月31日号より)