悪政から住民生活守る防波堤に
大東市長・大東市議選14日告示
希望持てる市政に 松浦市長候補
市民の要求実現を 日本共産党2市議候補
大東市長選と市議選が14日告示(21日投票)されます。日本共産党は市長選で、維新政治の持ち込みを許さず市民の声が届く市政への転換へ、元中学校教員で「市民が主人公の大東民主市政をつくる会」代表委員の松浦てつろう氏の勝利を目指します。定数17に対し25人ほどが争う市議選では、天野かずゆき(53)、あらさき美枝(47)両市議が現有2議席の絶対確保へ全力を挙げています。
市長選は松浦氏の他、元市職員の逢坂伸子氏、大阪維新の会公認の石垣なおき大東市議が立候補を表明。松浦氏は、「地方自治体の責務である住民福祉向上へ頑張りたい。維新政治の持ち込みを決して許さず、国の悪政の防波堤となって、市民の暮らしを守る市政実現を目指す」と訴えています。
大東市では、国主導の介護費抑制策を先取りして軽度者を保険から切り離す〝介護卒業〟が進行し、この間、訪問介護やデイサービスの利用者が激減。必要な介護サービスさえ受けられない「保険負担あって介護サービスなし」の深刻な実態が広がっています。
また粗大ごみ有料化や、国保・介護の保険料負担引き上げなど市民負担増が、物価高に苦しむ市民の暮らしを圧迫しています。
松浦氏は、子育て支援策の拡充、教職員体制を強化し、子どもたちの学びの権利保障を進める、大阪カジノに反対し、税金を万博ではなく社会保障や被災地支援へ回すよう国・府に働き掛ける――などの政策を掲げ、「子どもたちと若者、子育て世代からお年寄りまで、市民誰もが安心して希望を持って暮らせる大東市を一緒に実現しよう」と支持を訴えています。
党市議団は、2議席確保で得た議案提案権と複数委員会所属を大きな力に、市民の〝困りごと〟に寄り添って、市民の切実な願い実現に全力を挙げてきました。
介護給付費抑制の動きに対し、「必要なサービスが受けられる介護体制に」と繰り返し要求。市民運動と連携し、介護保険料引き下げを求める署名を集め、今年度の引き下げを実現しました。
物価高などから市民の暮らしを支える支援策の拡充を要求し、学校給食と水道料金無償化(期限付き)、国保料引き下げ、放課後児童クラブの開所時間延長・利用料引き下げなどを実現してきました。
市議選で日本共産党は、▽学校給食無償化の恒久化▽子ども医療費窓口負担ゼロ▽国保料・介護保険料の引き下げ▽コミュニティーバス路線拡充――などの公約を掲げ、「物価高が直撃する市民の暮らしを応援する施策拡充へ党の2議席を守り抜かせて下さい」、「介護費30億円の削減で、多くの市民は無言の我慢を強いられてきた。必要な介護を受けられる体制整備へ、市民の声を届ける日本共産党の2議席を必ず」と訴えています。
市議選は23人が立候補を予定。各党が解散総選挙の前哨戦と位置付け、激しい争いとなっています。党選対本部では、市長選に勝利し市議選で必ず現有2議席確保しようと支持拡大、音の出る宣伝の飛躍をと総力を挙げて奮闘しています。
(大阪民主新報、2024年4月14日号より)