おおさかナウ

2024年04月20日

支部と党員への訴えを確認
共産党府委が第3回総会

 日本共産党大阪府委員会は12日、第3回府委員会総会を開き=写真、大阪の支部と党員への府委員会の訴え「党大会決定・2中総実践を飛躍させ、5・19タムトモin大阪へ、総結集を」を確認しました。
 駒井正男委員長は、訴えの3つの柱(大阪の政治情勢、5・19田村街頭演説の意義と取り組み、府委員会の役割と決意)に沿って提案。「3つの課題」として、〇大会決定を全党員のものにする活動、〇党づくりへの力の集中、総選挙勝利を正面に据え、裏金政治一掃、万博中止などの署名・宣伝、要求に応える活動に取り組みながら、党勢拡大を独自に追求する「車の両輪」の活動、〇若い世代・真ん中世代の党員がいきいきと活動できる党づくりの目標と方針を提起しました。
 討論では10人が発言。たつみコータロー・府万博カジノ問題PT責任者(衆院近畿比例候補)は、この日発表した万博中止を求める声明の内容を紹介。茨木市議補選をたたかった大嶺学氏は、情勢の変化と党への期待の広がりを報告しました。学生新歓運動の手応え、ミニ集いで「しんぶん赤旗」が4人増えるなど、各地の経験も紹介されました。

 

日本共産党大阪府委員会が12日発表した「大阪の支部と党員のみなさんへ 党大会決定・2中総実践を飛躍させ、5・19タムトモin大阪へ、総結集を」の全文は次の通りです。

大阪の支部と党員のみなさんへ
党大会決定・2中総実践を飛躍させ、5・19タムトモin大阪へ、総結集を

2024年4月12日 日本共産党大阪府委員会の訴え

 4月6日、7日に開かれた第2回中央委員会総会は「全党の支部・グループのみなさんへの手紙」を出し、党づくりの後退から前進への歴史的転換をよびかけました。〝末期的な状況に陥っている自民党、「第2自民党」宣言と万博がアキレス腱の維新、希望ある政 治さししめし期待高めつつある日本共産党〟がこれ ほど鮮明になっているときはありません。まさに党躍進、チャンスの情勢です。
 情勢の大激動をつくりだしたのは「しんぶん赤旗」スクープと党議員団の国会論戦、そして、大阪の支部と党員のみなさんが赤旗を配達・集金し、拡大してきた草の根の活動です。このことに誇りと確信をもって、総選挙大阪比例56万票へ、全支部が「片手に赤旗、片手に金権一掃署名と万博中止署名」をもち、初の田村委員長を迎えての大街頭演説(「5・19タムトモin大阪」5月19日16時~天王寺MIO前)を大成功させ、7月末へ「自民党・維新政治打破宣言」の大攻勢をかけましょう。

(1)

 日本共産党と「しんぶん赤旗」「大阪民主新報」の役割は大阪でいっそう光り輝いています。「街頭宣伝中に〝裏金問題をスクープした『赤旗』を読みたい〟」「事務所に電話で、〝政党助成金も献金も受け取らない共産党に期待する〟と激励」など、いま日本共産党に熱い期待と注目が寄せられています。
 昨年8月、大阪府委員会が「万博中止」声明を発表し、広範な民主的諸団体、府民のみなさんとともに宣伝や署名、対話に取り組んできました。その中で世論は「延期」「中止」へと変化し、メディアも検証記事の連載をはじめるなど、情勢を大きく動かしてきました。私たちの「万博より暮らし最優先」「万博中止して能登の被災地に支援を」との訴えに、いま府民の大きな共感が集まっています。
 これに対して、他党は、どうでしょうか。府民の願いに正面から応える力も資格もありません。
 これまでも全国一弱体化していた大阪の自民党は、総崩れの状態です。府連前会長や参議院議員らはそろって「裏金議員」として、「処分」リストに名を連ねており、自ら立ち上げた「大阪自民党刷新本部」を刷新することさえできません。
 一方、維新も馬場伸幸代表の「第2自民党」宣言で、国政では改憲と軍拡、「高齢者医療3割負担を」と社会保障大改悪をあおり、大阪でも、万博への「巨額の税投入」「カジノのための万博」「爆発事故」などで高まる批判に、耳を貸さない暴走が府民との矛盾をいっそう広げています。
 公明党は「武器輸出解禁」「万博・カジノ」など基本路線で、国では自民党、大阪では維新の悪政に付き従っています。
 政治に対する怒りは、自民党政治、維新政治のもとでの暮らしの困難と表裏一体のものです。
 大阪の実質賃金の落ち込みは、07年からの16年間で全国平均より6万円も多い、56万円になっています。物価は、直近の2年間で7%(大阪市)もの上昇。さらに府内統一化による国民健康保険料の引き上げに加え、介護保険料も「増額幅が最大の大阪市」(4月10日付朝日)と、全国一高い大阪市でさらに15%もの引き上げとなります。
 このもとで7日投票の茨木市議補欠選挙では、自民党候補の得票は参院比例の80%、維新は63%に落ち込む一方、日本共産党は138%を獲得するなど、「自民党政治を終わらせて」「万博より暮らしに税金使え」との日本共産党の訴えに、新しい期待が広がっています。
 私たちの奮闘によって、国政では裏金問題、大阪では万博問題を政治の一大焦点に押し上げてきました。日本共産党の躍進なしに、国政も、大阪も政治は変わりません。野党共闘再構築へのとりくみも、決定的なカギは日本共産党の躍進にこそあります。

(2)

 党躍進のチャンスのもとで、5月19日(日)午後4時から天王寺MIO前にて、田村智子新委員長を大阪に迎えて大街頭演説(「5・19タムトモin大阪」)を開催します。現地に4千人、オンラインで4千人の参加で、3つの点で歴史的な街頭演説として、成功させましょう。
① 日本と大阪の政治を変える希望を届ける場
 「5・19タムトモin大阪」は、裏金問題、万博・カジノ問題、くらしと平和の問題…国政でも、大阪の政治も、どこに問題の根源があるのか、どうすれば政治はかえられるのかについて、日本共産党の希望ある提案を田村委員長が熱く語る街頭演説です。これらはすべて総選挙のホットな争点となり、大阪比例56万票へ展望をひらくものとなります。
②日本共産党を丸ごと語る場
 「5・19タムトモin大阪」は、日本共産党が国政と大阪で果たしているかけがえのない値打ちと役割について、党の歴史と組織の在り方まで、丸ごと魅力を語る場です。ジェンダー平等を実践する党の新しいリーダーが存分に語ります。日本共産党の魅力と本当の姿を府民に知ってもらい、積極的支持者を大きく増やす絶好の場です。
③「手紙」を実践し、「3つの活動」で飛躍する場
 すべての支部・グループが4月中に「手紙」の討議・実践をすすめ、「3つの活動」にとりくみながら街頭演説をむかえましょう。
⑴支部の参加目標を決め、4月中に全党員に大会決定を届けながら、街頭演説を知らせましょう。読者・後援会員、党員のつながりに広く案内し、党に入ってほしい人には、「よびかけリーフ」で入党と購読を訴えましょう。若い世代、真ん中世代のつながりを出し合い、世代的継承を前進させましょう。(街頭演説終了後「入党懇談会」予定)
⑵支部として、音の宣伝を開始し、党押し出し・比例ポスターの完了、SNSでの拡散、団体への申し入れなど、新しい挑戦をすすめましょう。支部の得票目標・支持拡大目標を決め、「折り入って作戦」と集約をすすめながら、当日をむかえましょう。

(3)

 すべての支部・グループのみなさん、いまわが党が直面する危機を直視すると同時に、府民に希望を届け、未来をひらく革命政党の誇りとやりがいを、「手紙」で大いに語りあい、「『手紙』の実践、党勢拡大集中期間」(13日~21日)に、党員と読者の拡大に足をふみだしましょう。そのために、府委員会は大阪の18地区委員会とともに、みなさんのふみきりを全力でサポートします。
 そうして、4月につくった支部や機関の経験をリアルに学びあい、「5・19タムトモin大阪」成功へ決意を固めあう「オンライン府活動者会議」(5月2日(木)18:30~)に、経験をもちよりましょう。力を合わせて、チャンスをつかみましょう。

(大阪民主新報、2024年4月21日号より)

 

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