おおさかナウ

2024年04月27日

日本共産党の躍進で政治変えよう
衆院近畿比例4候補 各地で奮闘

 日本共産党は、自民党・維新政治を終わらせ、希望ある政治をと訴え、総選挙勝利目指して各地で宣伝・対話・集いなどを繰り広げています。その先頭に立って、衆院近畿比例4候補が多彩に奮闘しています。

自由が花開く未来の展望持つ党
縦横に街角トークで訴え
たつみコータロー候補(47)

街角トークで訴える、たつみ氏=4月21日、堺市東区内

 日本共産党堺地区委員会が大阪16区比例デーに取り組んだ4月21日、たつみコータロー候補は堺市東区の南海北野田駅前と、同市堺区のJR・南海三国ヶ丘駅前で街角トークを行いました。
 北野田駅前では、乾恵美子前堺市議のあいさつに続き、たつみ氏が「政治とカネ」から暮らしと平和の問題まで、行き詰まった自民党政治を転換する日本共産党の立場と政策を縦横に訴え。会場建設現場で爆発事故が起きるなど、命を危険にさらす万博は中止させようと力を込めました。
 質疑応答では、通り掛かった男性が飛び入りでマイクを持ち、「私は共産党が好きやない。でも、自民党をつぶすのは今や。共産党一人では無理で、野党がまとまらないといけない。共産党は名前を変えてほしい。私の年代では中国を思い出す」と話して立ち去りました。

覇権主義とたたかってきた政党

 たつみ氏は、自民党の裏金疑惑をスクープした「しんぶん赤旗」について、英国の政治経済誌『エコノミスト』が「日本の政治を方向づけている」と評価していることを紹介。旧ソ連や中国の覇権主義や無法な干渉と、正面からたたかってきたのが日本共産党で、むしろ『共産党』の名前を汚してきたのが、旧ソ連や中国だと語りました。
 さらに、日本共産党を相談相手にする民青同盟に入る若者が増えていることについて、「利潤第一主義の資本主義を乗り越え、自由が花開く社会主義・共産主義への展望を持って日本共産党が活動していることに、若者が魅力を感じてくれているから。ぜひこのことに注目してほしい」と力強く語り、「しんぶん赤旗」の購読や入党を呼び掛けました。

米いいなり・財界優先の転換を
政治と党を分かりやすく
清水ただし候補(55)

つどいで訴える清水氏=4月21日、千早赤阪村内

 清水ただし候補(大阪4区重複)は4月21日午前、守口市で開かれた寺本けんた市議の市政報告会で演説。その場で1月の第29回党大会後19人目となる入党者を迎えました。午後、千早赤阪村で行われた「日本共産党躍進のつどい」に駆け付け、仲川まなぶ大阪15区候補と共に訴えました。
 清水氏は、自身がモットーとしている、分かりやすくユーモアあふれる話で会場を沸かせながら、縦横に国内外の政治と日本共産党の政策を紹介しました。自民党の裏金問題やアメリカ言いなりの大軍拡・大増税から、財界本位の機能性表示食品の規制緩和問題、カジノづくりの隠れみのとして、危険な夢洲万博を強行しようとしている維新政治まで縦横に批判。海外諸国では当たり前になっている消費税減税と最低賃金引き上げ、国民負担なしでの社会保障充実の必要性を訴えるとともに、平和外交や東アジア平和友好協力条約による平和づくりの展望を示し、総選挙での日本共産党躍進を訴えました。
 党の102年の歴史に触れた清水氏は、「私たちが目指す社会主義・共産主義は、『人間の自由』が豊かに保障され開花する社会」と未来社会の展望も語りました。

性的少数者への差別解消のため

 会場からの質問で、同性婚をして海外で暮らしている男性は、「同性婚を認めない日本では配偶者と住めない。共産党は同性婚についてどう考えているのか」と質問。清水氏が「すぐに認めるべき。法制化するとともに、性的マイノリティーへの差別解消のための法整備も行うべきだと党は考えています」と答えたことに対し、男性は「共産党が同性婚に賛成していると言ってくれたことは希望になる」と話していました。

お金の心配なく学ぶことは権利
必要な財源の確保も示し
堀川あきこ候補(37)

つどいで訴える堀川氏=4月21日、枚方市内

 堀川あきこ候補(京都2区重複)は4月21日、枚方交野女性後援会のつどいで講演し、入党の原点となった平和の願いとともに、大学・短大・専門学校の「学費ゼロ」を目指す日本共産党の政策を語り、「若者に自己責任論を押し付け、自由に未来を選び取ることを妨げる政治を変えたい」と力を込めました。
 福岡県出身の堀川氏は、京都の私大受験を決めた高校3年生当時を振り返り、「きょうだい2人がすでに大学と専門学校に進み、父親は当時ダブルワークで働いていました。家にお金がないことは分かっていたのに、高い学費の私大を選んだ罪悪感は今もぬぐえない」と語りました。
 堀川氏は、私大下宿生の学費・生活費を調べたアンケート調査を示し、1995年に1日2337円だった生活費は、現在778円に激減したと指摘。30年に及ぶ経済停滞と暮らしの悪化、学費高騰などの背景に、米国言いなりと財界・大企業優先の自民党政治の矛盾があると批判。防衛予算の倍増計画撤回など教育予算を増額して学費半額と奨学金返済半分カットなどに必要な財源が確保できると指摘し、「誰もがお金の心配なく学ぶことは憲法に定められた権利。必ず国会に行って学費ゼロ社会を実現したい」と決意を語りました。

平和とジェンダーを平等一体に

 堀川氏は、学生だった2003年にイラク戦争が始まった時、「憲法9条を守るため、どの立場で生きるのか」と自らに問い掛け、入党を決めたと話すとともに、平和とジェンダー平等実現を一体的に追求する日本共産党の方針にも触れ、「多くの先輩たちのたたかいを受け継ぎ、平和を守るため頑張りたい」と語りました。

〝性別で役割押し付け〟やめよう
ジェンダーギャップ語る
こむら潤候補(48)

集会で訴える、こむら氏=4月18日、大阪市西淀川区内

 こむら潤候補(兵庫8区重複)は4月18日、JCPにしよど若者サポーターズ主催の「あつまれ学習の森ⅤOL15」でジェンダー平等をテーマに講演。さいとうちはる大阪市議候補(西淀川区)が司会を務め、会場とZOOMで計30人が参加しました。
 こむら氏は、男女の賃金格差やケア労働者の低収入問題、女性の出産と育児仕事の両立、家族の家事分担とパートナーの呼び名、痴漢ゼロの取り組みなど、自らの体験や実感を通して発言しました。「〝男らしさ・女らしさ〟という価値観や性別による役割分担は、権力を持つ側が政治的に押し付けてきたもの」「ケア従事者や家事労働の尊さを政治や社会がリスペクトして、十分な報酬を得られる仕組みづくりが必要」と強調しました。
 参加者からも「子どもが熱を出した時、看病はいつも母である私の役割だった」という意見や「〝子どもの看病で休む〟と会社に言うのが恥ずかしいという男性は多い」との声が上がりました。「かつて保母と呼ばれていた保育士の給与と社会的地位の向上を実現したい」、「結婚し子どもができたら、仕事を続けにくくなる社会を変えたい」など、ジェンダーギャップの〝モヤモヤ感〟や願い、悩みを語り合いました。

人間らしく生きられる社会こそ

 こむら氏は、ケア労働に就く男性が結婚を機に退職する例や、受験生を狙った痴漢を呼び掛けた悪質なSNS投稿に犯罪防止を訴えた取り組みを紹介。「格差や貧困、紛争解決など意思決定の場に、女性の参加が必要。多様な価値観を認め合い、誰もが人間らしく生きられるジェンダー平等社会を展望し、力を合わせましょう」と呼び掛けました。

(大阪民主新報、2024年4月28日・5月5日号より)

 

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