おおさかナウ

2024年05月11日

日本共産党大阪府委員会の主張
「比例シンポ」に学び活動を本格軌道に

 4月28日投票の衆院3補選で政権与党の自民党は敗れ、「保守王国・島根でも『自民離れ』 党内から『政権交代に現実味』の声」(TBSNEWS DIG)など、危機的状況に追い込まれています。「第二自民党」を公言して日本共産党や野党攻撃をくり広げ、大阪では万博強行に突き進む維新にも厳しい世論が突きつけられました。
 2日の日本共産党オンライン大阪府活動者会議で駒井正男府委員長は、「『情勢の劇的な進展』が新たな段階に入った」「反転攻勢が始まっています。いまこそ日本共産党の出番の情勢」と大阪府党に奮起を呼びかけました。

 4月27日に大阪府委員会は、「『比例を軸』に総選挙勝利めざすシンポジウム」を開催しました。このシンポを通じて「比例を軸」を推進するうえで3つの点が浮き彫りになりました。
 一つは、「比例を軸」を貫くカギは、何より党国会議員が果たしているかけがえのない役割、議席の重みをつかみ、比例代表選挙で日本共産党の議席を増やす構えを府党全体のものにすることです。穀田恵二衆議院議員・国対委員長は、自公と補完勢力が圧倒的多数を占める国会で、政治を動かしている日本共産党国会議員団の値打ちをリアルに語りました。
 二つは、近畿ブロックでの党派間闘争・階級闘争はどのブロックよりも激しく、ここでの党の議席の前進が全国的躍進をつくる決定的カギだということです。林信一郎・近畿ブロック事務所長は、2014年の総選挙結果にふれ、とりわけ、近畿全体の有権者の4割以上を占める大阪での日本共産党の前進こそが維新の伸長を許さない何よりの力だと強調しました。
 三つは、実践で「比例を軸」をブレずに貫き、具体化にあたっては皆で知恵を出してとりくむことです。大阪16区では、比例候補の有無に関わらず行政区で毎月「比例デー」にとりくみ、得票目標を持った支部、対話支持拡大に取り組んでいる支部が9割を超えるなど、堺地区の田中浩美地区委員長の発言は、「揺るがぬ姿勢と知恵を出す」ことが重要な教訓であることを示しています。

 「比例シンポ」の限定YouTubeの視聴会、近畿ブロックの3つの資料(2つの動画、討議資料)を活用し、地区や選対、支部の会議で学習しましょう。臨時の支部会議も開催して「支部の得票目標・支持拡大目標」を具体化し、声の宣伝と党押し出しポスターの張り出し、「折り入って」の対話による担い手広げ、SNSの活動強化など、「支部が主役」で「比例を軸」の活動を本格的に推進しましょう。
 「比例を軸」にした活動の大波のなかで、田村智子委員長を迎え初めて大阪で開催する大規模街頭演説(タムトモin大阪)を大成功させましょう。

(大阪民主新報、2024年5月12日号より)

 

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