「戦争する国づくり」を許さない国民的な選挙
沖縄県議選支援に参加して
日本共産党大阪府選挙対策部員 土屋裕さん
4月9日から5月1日までの第2次オルグに参加した日本共産党府委員会勤務員の土屋裕さんの手記を紹介します。
4月9日から沖縄県議選の第2次オルグに参加し、沖縄市選挙区のしまぶく恵祐県議事務所に入りました。しまぶく県議は、2期目の挑戦、県会議員で最も若い37歳です。選挙区は定数5で6人が出馬を表明。現在は自民・維新が3人、オール沖縄が2人です。
沖縄市はコザ市と美里村が合併し誕生しました。私は旧美里村をはじめとする地域での支援に参加し、複数の支部での行動や候補者との活動を中心に支部長と党員訪問などを行いました。
党支部は高齢化が顕著ですが、支部長は高齢の党員にもご本人の得手を生かして自宅でビラ折りの作業を頼むなど工夫していました。
各支部では、第2回中央委員会総会の手紙の討議、手紙の返信と党大会決定読了、党建設などに挑戦しながら選挙を前に進めることを追求し、その前提となる支部会議の定例開催を通じて、全党が決起する選挙型の活動に切り替えることに挑戦。宣伝カーを支部でつくり、うるま市の支援支部との意思統一などを始めていました。対話、折り入って作戦、宣伝、ビラなど、立体的に選挙を行うには力の集中が必要です。支援に力を借りながら、諸課題を前進させることが強く求められます。
4月14日に名護市・辺野古の「瀬嵩(せだけ)の浜」で行われた「県民大集会」に参加しました。あいさつに立った玉城デニー知事は、「沖縄を二度と戦場にしない。それが未来への最大の責任」と訴えました。壇上に立った各弁士の発言は、長年の闘争への誇りと、決して新基地の建設を許さない決意にあふれていました。オール沖縄の議席を増やすことの大切さ、日本共産党が7人全員勝利することの意義を深く実感しました。
うるま市に計画されていた自衛隊訓練場整備を断念させたことも、県民が力を合わせれば「基地建設を止められる」との思いを高めています。
嘉手納基地が隣接する沖縄市では、住宅地の上空で爆音を立て戦闘機が訓練を行っています。オスプレイも日常的に見かけます。その異常な状況に、沖縄の選挙の勝利は、沖縄にとどまらず、「戦争する国づくり」を許さない、国民的な選挙であることを深く感じました。
(大阪民主新報、2024年5月12日号より)