５月19日、大阪市天王寺区で開かれた日本共産党街頭演説で、次期衆院選近畿比例候補、大阪の小選挙区候補が訴えました。

万博中止し保険料の引き下げを
たつみコータロー近畿比例候補

　大阪・関西万博はチケットが売れなかったら赤字になります。吉村知事は大阪府、大阪市の財政調整基金、府民や市民の貯金を使ったらということにまで言及しました。そんなお金があるのなら万博を中止し、日本一高い大阪の介護保険料や国民健康保険料の引き下げのために使うべきではないでしょうか。
　維新の会は、大阪・関西万博を関西経済の起爆剤にすると言ってきました。本当に爆発しました。夢洲でメタンガスに引火しました。子どもたちが万博に動員されたら、近くで昼ご飯を食べなければならない。避難計画もない。こんな所に子どもたちを連れていけるわけはありません。
　万博のために税金でインフラ整備をする。カジノのためにややこしい夢洲に万博を決めたのです。ガス爆発のことも十分に報道されていません。たつみコータローを国会に送り込んでいただいて、衆議院の予算委員会で万博カジノ問題を追及させてください。

誰もが人間らしく輝ける社会を
堀川あきこ近畿  比例京都２区候補

　行き過ぎた資本主義社会の下で、どれだけ働いても生活はちっとも豊かにならない。その一方、子どもに向き合う時間や自分のための時間が奪われています。学生の皆さんは、高すぎる学費でアルバイトをせざるを得ず、少しでも時給が高い深夜バイトで、寝る時間を削られる生活が強いられています。
　資本主義社会では、労働力は利潤を生みだすために使われ、搾取が生まれます。賃金だけではなく一人一人の自由な時間も奪われています。日本共産党が目指す未来社会は、資本主義の中で培った生産力を次の社会に引き継ぎ、労働時間をうんと短くして、すべての人に自由な時間を保障することです。自由の時間で、自分の可能性や個性を発達させられる、人間が人間らしく輝ける社会。一人一人の自由が社会の原動力になる未来社会です。皆さんの希望を日本共産党という政党に託していただき、私たち４人を国会へ押し上げてください。

なぜ裏金問題を追及できるのか
清水ただし近畿比例　大阪４区候補

　憲法をないがしろにし、立憲主義を踏みにじる自民党政治を、みんなの力で変えていかなければなりません。集団的自衛権の行使容認の閣議決定をした安倍政権以降、憲法が壊されてきました。安倍政治を引き継ぐ岸田政権終わらせるために、日本共産党を大きく躍進させてください。
　日本共産党と「しんぶん赤旗」が自民党の裏金問題をスクープし、全容解明と再発防止を正面から訴えることができるのは、日本共産党が企業・団体献金を１円も受け取らない政党だからではないでしょうか。皆さんの税金を山分け横取りする憲法違反の政党助成金に手をつけない政党だからではないでしょうか。さまざまな賄賂にも使われてきた官房機密費を見たことも触ったこともない清潔な政党だからではないでしょうか。官房長官を務めていた方が、野党の国会対策のために50万円もの背広の仕立券を渡したと証言しました。「しんぶん赤旗」を増やしてください。

戦争はあかんの願いを共産党へ
こむら潤近畿比例　兵庫８区候補

　仕事と子育てに走り回っていた10年前、安倍政権が憲法９条に自衛隊を書き込むと言い出した時、このままでは日本は再び戦争の可能性をつくってしまう。絶対に許したらあかんと、反戦平和を貫いてきた日本共産党に入党しました。
　岸田自公政権は、米国に言われるままに軍備を拡大し、戦闘機や武器の開発や輸出までやろうとしています。
　先日、94歳の女性から戦時中の体験を聞きました。毎日のように空襲警報が鳴り焼夷弾が降ってきて、本当に恐ろしかったと話してくれました。
　この方が戦争を体験したのは14歳。私の子どもは末っ子が16歳です。この子たちや未来の子どもがこんな体験をしなくて済むよう、大軍拡とそのための大増税に反対し、命・暮らし・人権・平和を守る議席として国会に送ってください。戦争は２度と繰り返したらあかん、子や孫には平和な未来を渡したいという願いを、日本共産党に託してください。

(大阪民主新報、2024年5月26日号より）