おおさかナウ

2024年06月01日

日本共産党の真ん中世代が企画・運営
吹田摂津SDGsまつり開く

誰一人取り残さない社会へ
自分たちにできることから

 国連サミット(2015年)が採択した、貧困解消やジェンダー平等など17目標の実現を目指すSDGs(持続可能な開発目標)を日常的に取り入れ、誰一人取り残さない社会をつくるきっかけにしようと、「吹田摂津のSDGsまつり」が5月26日、摂津市内で開かれました。主催は、日本共産党吹田摂津地区委員会の、30代から50代の真ん中世代の党員らでつくる実行委員会です(写真はすべて5月26日、摂津市内)。

ステージ企画で参加者の質問に答える、たつみ氏

赤旗の記事を切り抜き展示

「火を使わなくてもできるパスタ」などを実演・試食した「防災時クッキング」

 会場となったのは、摂津市立第9集会所。屋内では、SDGsの主な目標に即して、社会の矛盾や問題を考えようと、「しんぶん赤旗」の関連記事の切り抜きなどを壁新聞風に展示。展示を巡るスタンプラリーでは、最後に、会場内のどこかにいる、かわそえたつま衆院大阪7区候補を見付けてスタンプをもらうという趣向もありました。
 来年の摂津市議選の予定候補、谷口はるこさんは防災士の資格を生かし、いざという時に役立つ「被災時クッキング」を担当しました。
 防災は、SDGsの目標の一つ、「住み続けられるまちづくり」に含まれる項目。谷口さんは、ジッパー付きの袋に折ったパスタと水を入れ、1時間浸せば水を切ってパスタソースと混ぜれば食べられる「火を使わなくてもできるパスタ」などを実演しました。

たつみ候補も講演と交流を

スタンプラリーで参加者と交流する、かわそえ氏

 屋外ステージでは、たつみコータロー衆院近畿比例候補が「大阪の経済どうすんの?」というテーマで講演し、「万博など、ハコモノを造って人を呼び込むやり方では、経済は良くならない」と強調。気候危機打開へ、省エネ・再エネを推進することで、地元の中小企業も支えるという経済成長の道筋を語り、参加者と交流しました。
 石川たえ府議、摂津市議団、吹田市議団が議会報告するとともに、お勧めの絵本を紹介する企画、SDGsについてのクイズ大会などもありました。
 広場には、おにぎり店などが出店し、タコライスを中心にしたキッチンカーも乗り入れ。キッチンカーは、使い捨て食器ではなく、吹田市資源リサイクルセンターがイベント時の利用を推奨する「リユース容器」を使いました。
 吹田市の古民家コミュニティースペース「モモの家」の山根淳子さん(51)は、テントで無農薬野菜などを販売。「自分たちにできる、こうした取り組みがきっかけになって、新たなつながりが広がってほしい」と話しました。

(大阪民主新報、2024年6月2日号より)

 

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