おおさかナウ

2024年06月22日

清水ただしの「行き倒れより食い倒れ」
国は復旧・復興へ本気の取り組みを

 6月11~12日、元日に大地震が発災した能登半島地震のボランティアに参加しました。
 日本共産党も参加する、石川県羽咋市の被災者共同支援センターで全国から届けられたお米や野菜などの物資を積み込み、輪島市や珠洲市の仮設住宅へお届けしました。
 仮設住宅を訪問してわかったことですが、仮設に入居すると「自立」と見なされ、行政からの食料支援が打ち切られてしまいます。近くにスーパーがない場合や、車に乗れない被災者は、たちまち生活に困ってしまいます。今回のような支援物資をお届けするボランティアが引き続き求められています。
 家を建て替えたいけど倒壊家屋の撤去が終わらないと進められないことも被災者の大きな悩みだと分かりました。中には撤去できるのは一年後と言われた方も。
 公費による倒壊家屋の解体・撤去作業は始まったばかり。寸断された道路の復旧も急がれます。マンパワーや建設重機などの集中が求められています。復旧・復興のために、国に対して本気の取り組みを求めていきたい。万博や辺野古新基地建設はキッパリ中止して、能登地震の復旧に全力を尽くすべきです。
 支援物資の中にはレトルトカレーもありました。同じ食べ方では飽きてしまいます。例えば炊飯器に中身を入れてご米と炊き上げる方法も。細かく切ったウインナーや野菜を加えて炊くとカレーチャーハンのようになり、美味しく食べることができます。(しみず・ただし 日本共産党前衆院議員 次回は7月21日号に掲載)

(大阪民主新報、2024年6月23日号より)

 

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