おおさかナウ

2024年08月31日

和泉市議選1日告示8日投票
命・暮らし守る2議席必ず
日本共産党 馬場選対本部長に聞く

馬場選対本部長

馬場選対本部長

 9月1日告示・8日投開票で行われる和泉市議選(定数24)で日本共産党は、10期目を目指す、さおとめ実(74)と、9期目を目指す原しげき(72)両候補=いずれも現職=の現有2議席絶対確保を目指して全力を挙げています。選挙戦の争点、日本共産党の議席の値打ちなどについて、和泉市議選選対本部長で、衆院大阪18区候補の馬場ひできさんに聞きました。
 今回の選挙戦の争点は、「自公政権・維新府政の悪政を無批判に持ち込む議員を増やすのか」、それとも「市民の声を真っすぐ市政に届ける日本共産党の2議席を守るのか」です。
 市議選は、定数24に27人が出馬する見込みです。維新は現有3から2議席増、参政党が初議席を狙っており、現職・新人ともすべてが有力候補という、これまでにない厳しいたたかいです。日本共産党は、市民の命と暮らしを守るために頑張ってきた、さおとめ実さん、原しげきさんの2人のベテラン議員の実績と、市政運営に欠かせない党の議席の役割を市民に広く打ち出し、現有2議席を守り抜くために全力を挙げます。
 現和泉市政は自治体本来の役割を投げ捨て、「何でも民営化」の一方、市民には自助努力を求め、公共料金値上げや市民サービス削減を行い、負担を押し付けてきました。これに対し、地方自治を守るために議会では問題点を厳しく追及し、国・府言いなりの市政と正面からたたかい、市民の命と暮らしを守ってきたのが日本共産党議員団です。
 現市政は、保育園・幼稚園の統廃合や民営化、学校の給食調理やプール授業の民間委託を進めるとともに、市職員を減らし過ぎて職員数が府内で最低水準となり、市政にも影響が出ています。
 問題点を指摘してきたのは日本共産党だけで、市水道の自治を否定する「大阪府広域水道企業団」への統合問題でも、わが党が反対の論戦をリード。統合議案を反対多数で否決させました。
 国民健康保険料は、現市政が国・府言いなりに府内統一料金にしたため、市単独での保険料引き下げができず、大幅引き上げになりました。介護保険・後期高齢者医療の保険料も大幅に引き上げられ、上下水道料の福祉減免制度の廃止など、市民負担増を進めています。反対したのは共産党だけでした。
 党議員団はこの4年間で、子ども医療費助成の18歳までの拡充、今年4月から始まった中学校での少人数学級、中学校体育館へのエアコン設置、給付型奨学金制度開始、学校図書館への専任司書配置などを、市民と共に実現させてきました。
 今回の市議選公約として日本共産党は、学校給食無償化、0~2歳の保育料無料化、おでかけ応援バスの拡充、国保・介護・後期高齢者医療の保険料軽減、有料ごみ袋の値下げ、大規模開発の入札制度見直し、多発する災害対策へ予算増額、ジェンダー平等施策の拡充・促進などを掲げています。
 国民の世論と運動で岸田政権を追い詰めた中で行われる選挙で、市議選と総選挙を一体にたたかい、党市議団のかけがえのない役割、実績、政策とともに党そのものを語り、「どの政党を選択するか」正面から訴えていきます。

訴える、さおとめ実氏

訴える、さおとめ実氏

訴える原しげき氏

訴える原しげき氏

(大阪民主新報、2024年9月1日号より)

 

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