2024年08月31日
山下よしきのあったかエッセイ
やっぱり盆踊りが好きです
やっぱり私は盆踊りが好きです。
コロナ禍の影響などで5年ぶりの開催となった地元の「だいとう平和夏祭り」に、北関東での日程を終えて駆けつけました(8月25日)。白地に濃紺の波が大胆にあしらわれた浴衣をまとい、鶯(うぐいす)色の帯を腰のあたりにキュッと締め、足袋と草履で足元を決めれば準備完了。参加者のみなさん、実行委員会のみなさんとあいさつを交わして、躍りの輪のなかに飛び込みました。
恵美寿家喜久丸師匠率いる音頭取りのみなさんの名調子に乗せられて、河内音頭や江州音頭、炭鉱節などに汗を流します。文句無しに楽しい!
途中、知らない曲や踊りになっても大丈夫。上手な踊り子の後について見よう見まねで踊ればなんとかなります。知らない踊りを覚えることは楽しいし、そもそも踊り方は自由。本人が楽しいのが一番なのです。
休憩時間に踊りを教えてもらった方にお礼すると、盆踊りサークルで慰問した老人ホームの様子が語られ、国会活動への期待が語られます。初対面の人でも一緒に踊ればいっぺんに仲良くなれることも盆踊りの魅力です。
こうして盆踊りが楽しめるのも平和だから。今夏もアジア・太平洋戦争の悲惨を描いた数々の番組が放送されました。為政者の過ちによって、数多の人生が絶たれ、狂わされたことが伝えられました。同じ悲惨がウクライナ、ガザで続いています。
この国を戦争する国へと逆戻りさせるわけにはいきません。(やました・よしき 日本共産党参院議員 次回は10月6日号に掲載)
(大阪民主新報、2024年9月1日号より)