おおさかナウ

2024年10月19日

本気でジェンダー平等に取り組む党
作家・アルテイシアさん

 

 15日、大阪駅ヨドバシ前で行われた日本共産党街頭演説での作家のアルテイシアさんのスピーチ(要旨)を紹介します。

スピーチするアルテイシアさん=15日、大阪市北区内

スピーチするアルテイシアさん=15日、大阪市北区内

 実は共産党員でも何でもないんです。日本共産党のことをよく知らないという人に、ぜひ知ってほしいと思ってしゃべっています。
 日本共産党との出会いは3年前。友人が鉄道会社に痴漢対策強化を要請したけれど、ゼロ回答でした。
 日本共産党の議員さんに出会って相談したら、鉄道会社にも兵庫県警にも要請してくれて、神戸での痴漢対策が一気に前進しました。私たち一人一人に社会を変える力があるんだと実感し、「困ったときは共産党」って、ほんまやったんやと思いました。
 日本共産党の議員さんの事務所にいると、夫のDVから逃げられない人、母子家庭で生活がすごく苦しかったり、外国人で住む家や仕事がないとかいう人が相談し、自分がこうして幸せに生きているのはその議員さんのおかげだと言う姿を見て、社会の中で一番弱い立場に置かれている人、困っている人に寄り添い、頑張る党だと知り、日本共産党のことを応援するようになりました。
 どの党もジェンダー平等を公約に挙げて口では言ってますが、日本共産党は本気でジェンダー平等に取り組んでいます。痴漢の問題も後回しにされてきましたが、本気で痴漢をゼロにすると取り組んでいるのは日本共産党で、国会でも質問をしています。だからこの党は信用できると思います。
 「#KuToo(クートゥー)」ってご存じですか。職場で女性にヒールの着用の強制をやめようという運動です。国会で小池晃さんがクートゥーについて質問し、航空会社をはじめいろんな企業が、ヒールの強制を廃止するようになりました。
 生理の問題も後回しにされてきました。若者の5人に1人が、経済的な理由などで生理用品を買うのに苦労したという調査があります。世界では生理用品を無料提供する国が増えています。生理の貧困の問題にも日本共産党は本気で取り組んでいる。そういう姿を見ると、私たちは無視されていないんだ、ちゃんと大切にされているんだって思います。
 同性婚や選択的夫婦別姓の問題もそうです。いまだに実現しないのは、自民党が反対しているからです。夫婦別姓を選べない国って地球上に日本だけなんですよ。やばくないですか? 国民の7割が賛成し、若者は9割が賛成しているのに、自民党の中の「家父長制を守るのが俺の使命だ」みたいな人たちが、強硬に反対してるから実現しない。そうやって国民の声を聴かない政治を変えたいと思いませんか?
 私たちには変える力があります。それは投票に行くことです。自分の1票じゃ変わらないって投票に行かないから変わらないんです。1票1票の積み重ねで小さな声が大きくなって、この社会は変わるんです。
 この社会には投票できない人もいます。18歳未満の子どもや外国籍の人たちのためにも、私たちはこの権利をしっかり使わないといけないと思います。
 皆さんに聞きたいです。どんな社会に生きたいですか。
 私は名字を変えたくない人が変えなくていい社会、女同士でも男同士でも結婚できる社会、痴漢んに遭うかもとおびえなくてもいい社会、生理用品が買えないって悩まなくていい社会、ヒールを履きたくない人が履かなくてもいい社会、自分の靴は自分で選べる、自分の生き方は自分で選べる、そんな社会に生きたいです。
 自分もそうだって思う方には、自信を持って日本共産党をお勧めします。

(大阪民主新報、2024年10月20日号より)

 

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