共産党が伸びれば必ず政治は変わる
衆院選27日投開票 たつみ・清水両氏を国会へ
日本共産党「比例を軸」に総力
論戦で追われる自公維
行き詰まった自民党政治を変えるのかどうかが問われる衆院選は、27日に投開票を迎えます。裏金問題などで自公両党と補完勢力の維新が国民に追われ、政党選択を巡って有権者の模索が広がる中、日本共産党は比例近畿ブロックでの2議席獲得を巡る攻防を突破し、今度こそ3議席への挑戦を実らせようと、大阪でも最終盤のたたかいに総力を挙げています。
対決の構図は自公維対共産
今回の衆院選は、裏金問題をスクープした「しんぶん赤旗」と日本共産党の追及が国民の怒りに火をつけ、岸田文雄前首相を辞職に追い込んだ末の選挙です。自民党は「背水の陣」(谷川とむ大阪府連会長・大阪19区候補)、「いま維新の会はメディアの調査によると、すこぶる調子が悪い」(馬場伸幸代表・大阪17区候補)と叫んでいます。
序盤の世論調査でも自民は「苦戦」、維新も「不振」と伝えられるなど、逆風にさらされています。日本共産党は自民党政治を大本から変える政策を掲げ、比例候補に加えて、大阪で小選挙区に16人の候補者を擁立。対決構図は「自公維対日本共産党」となっています。
政治を動かす党の値打ちを
選挙戦はいよいよ最終盤。日本共産党は「自力で風を起こして勝利を」を合い言葉に、現実政治を動かしてきた同党の値打ちを徹底して語り広げています。
――金権腐敗政治の一掃では、「しんぶん赤旗」が裏金問題をスクープし、自民党を窮地に追い詰め、企業・団体献金禁止の一貫した主張が今や他党に広がり、政治改革の焦点に押し上げている。
――暮らしと経済では、党が主張してきた「最低賃金時給1500円」を自民党も言い出し、賃上げでの中小企業支援の是非が争点となるところまで、政権を追い込んでいる。
――万博・カジノで、早くからガス爆発の危険性や建設費の増加を指摘し、「カジノのための万博は中止し、予算を暮らしや能登復興へ」と訴えてきた。
――平和と外交でも、被爆者と一緒に全国各地と国連の場で「核兵器のない世界」の実現へ力を尽くしてきたことが、核兵器禁止条約の成立へと実を結び、世界を動かしつつある。
対話でも宣伝でも、こうした点を縦横に語り、「日本共産党が伸びれば、政治は必ず変わります」と訴えています。
維新から離れ投票先を模索
大阪では、これまで「自民党政治を変えたい」という願いを維新に託していました。今回、維新から離れた数十万規模の有権者が、投票先を模索しています。
維新は裏金問題で、企業・団体献金を温存する政治資金規正法改悪案に衆院で賛成し、企業に政治資金パーティー券を買ってもらってきた党です。
日本共産党は「維新が伸びても裏金問題は根絶できません。企業・団体献金も、政党助成金も一円も受け取ったことがない清潔な日本共産党が伸びてこそ、『政治とカネ』の問題に決着がつきます」と呼び掛けています。
担い手広げて「比例は共産」
比例代表選挙は、すべての票が議席に結び付くと同時に、国政に議席を持つ全政党がぶつかり合い、1票、2票が勝敗を分ける激しい選挙。2017年の衆院選で、日本共産党の清水ただし氏は、近畿ブロックで活動する日本共産党の1支部当たり5票差で議席を失ったほどです。
日本共産党府委員会は、「『比例は日本共産党』の声を広げに広げて、近畿比例1位の、たつみコータローさん、3位の清水ただしさんまで国会へ」と、すべての支部・党員に決起を呼び掛け。「しんぶん赤旗」読者に今一度働き掛け、党への支持を広げる担い手になってもらう「折り入って作戦」を最後まで強めています。
(大阪民主新報、2024年10月27日号より)