正面から訴えた総選挙
学び成長する政治戦に
民青同盟 園部真拓府委員長に聞く
総選挙での青年・学生との対話や宣伝などの取り組みや、今月22日に始まる民青同盟第48回大会に向けた活動などについて日本民主青年同盟大阪府委員会の園部真拓委員長に聞きました。
青年・学生の願い掲げ全国大会成功へ
今回の総選挙で民青同盟は、日本共産党の躍進こそが青年・学生の願いを実現し、希望ある日本をつくる道であることを正面から訴えて奮闘しました。
「財界中心」「アメリカ言いなり」という「2つの異常」の転換が問われた政治戦で、「どうせ変わらない」と政治不信と模索を強める青年の中に分け入って、「政治は変わるし変えられる」「願いを実現する希望の政治実現を」と一緒に学び合いながら、対話を広げていきました。
「選挙で実現したい願いを聞かせて!」と大学門前でのシール対話や、「おかえりなさい」宣伝が、連日・連夜府内各地で取り組まれ、選挙期間中に13人の新しい仲間を迎えることができました。
ファストフード店で働く非正規の男性(23)は、「いったん戦争になれば多くの命が奪われる。共産党が主張する平和外交こそ大事だと思う。一緒に学んでいきたい」と加盟し、10月27日の投票日に、「共産党に投票した」とLINEで報告してくれました。
大学門前宣伝では「大学授業料値上げを許さず、値下げに踏み出し、『学費ゼロ』社会実現を」と訴え、バイト先に向かう大学生は、「『未来を担う若者の教育にこそ税金を』という共産党の政策に共感します」と期待を寄せました。
初めて選挙権を得た18歳の高校生は、消費税が法人税減税の穴埋めに充てられる大企業優先の政治はおかしいと話し、「先生になるのが夢。学費半額を実現したい。教育予算を増やすため、署名運動にも取り組みたい」と加盟を決意しました。
青年・学生の低賃金・長時間労働の現状は深刻で、自由な時間を求める思いは本当に切実です。
私たちは、「カラオケ店とファミレスでバイトを掛け持ちしても、生活が苦しい」「節約のため値引きシールを貼った弁当を探す」など、青年・学生の生活実態を基に、「汚れた金で動く政治を変えよう」と、怒りをもって宣伝・対話、SNSを使った政策動画の配信などを広げました。
選挙期間中、医療・福祉職場の同盟員が「マイ訴え」の原稿を作って、候補者と一緒に「ケア労働者の処遇改善を」と訴えました。また賃上げとセットで労働時間を短縮する「自由時間拡大推進法案」を説明し、「社会の矛盾の根本にはもうけ最優先の資本主義がある」「自由な時間の拡大は、人間らしく生きられるようにする第一歩」と、日本共産党そのものを語る取り組みも広がりました。
社会を根っこから変えて、希望の持てる社会をつくろうと語る中、同盟員それぞれが学び成長する政治戦だったと思います。
今大会期、府同盟は前年比3割増の130人以上の新しい仲間を迎える中で総選挙をたたかい、「財界中心」「アメリカ言いなり」という「2つの異常」を乗り越える展望を、青年の中で広げてきました。
日本共産党の議席減は本当に悔しいですが、選挙戦での取り組みは必ず未来に生きるものだったと確信しています。
総選挙での経験と教訓を力にして、さらに青年・学生の願いを掲げ、希望ある日本社会をつくるための行動を広げていきます。
民青同盟第48回全国大会が11月22日に始まります。大会成功へ年間拡大目標200人を必ず達成し、激動の情勢にあって青年の巨大な模索に応えられる、強く大きな民青同盟をつくるために、引き続き全力で頑張りたいと決意しています。
(大阪民主新報、2024年11月3日号より)