おおさかナウ

2024年11月16日

衆院議員8氏が初登院 日本共産党

 総選挙を受けた特別国会が召集された11日、日本共産党の衆院議員が初登院しました。比例近畿ブロックからは、衆院初当選で、5年ぶりに国会に戻った辰巳孝太郎議員、国政選挙初当選の堀川朗子議員もそろって院内に入りました。
 総選挙で、比例近畿ブロックで当選を果たした両議員に、メッセージを寄せてもらいました。

初登院する前列左から、志位和夫、田村智子、赤嶺政賢、堀川朗子、後列左から、塩川鉄也、田村貴昭、本村伸子、辰巳孝太郎の各氏=11日、国会正面玄関(写真提供=「しんぶん赤旗」)

初登院する前列左から、志位和夫、田村智子、赤嶺政賢、堀川朗子、後列左から、塩川鉄也、田村貴昭、本村伸子、辰巳孝太郎の各氏=11日、国会正面玄関(写真提供=「しんぶん赤旗」)

願い届け前に進める論戦を
辰巳孝太郎氏

 5年ぶりに国会に戻ってきました。今度は衆議院。控室は今回で勇退された穀田恵二前衆議院議員の部屋に入ることとなりました。
 何といっても与党が過半数割れです。過去にも参議院で与党が少数となる「ねじれ」はありましたが、今回は衆議院。野党が内閣不信任案を出せば可決されうる状況にあるという極めて脆弱な政権です。「しんぶん赤旗」の裏金スクープと共産党の追及が自公政治を過半数割れに追い込んだことに大きな確信を持ちたいですね。
 常任委員会は2つを担当することになりそうです。おそらく週4日の質問。質問準備に追われる毎日になりそうですが、国会議員の一番の仕事は国会質問。国民の願いを届け、政治を前に進める論戦を大いに展開する決意です。
 当選が決まった当日、3人の子どもたちも大喜びでした。彼らにとっても毎年のようにパパが落選することは辛かったのかも知れません。ただ現金なもので、11歳の長女は私が東京に行けば自分の部屋がいよいよもらえるだろうと察して、毎日のように荷物の運び出しを催促してきます。6歳の次男はいつか新幹線に乗れることを楽しみにしています。9歳の長男はママが忙しく大変になることをしきりに心配していました(涙)。そのやさしさに妻もホロっときていました。パートナーと家族の理解と負担なしには国会議員の活動は困難です。しかし私自身、子育ても家のこともやりたい。こんな揺れる思いも抱えながらの出発です。

緊張と同時にわくわく感も
堀川朗子氏

 特別国会の開会日、11月11日、初登院となりました。当選証書を手にし、議員バッジをつけたときは、身が引き締まる思いでした。
 初日は、朝からバタバタと忙しない1日でしたが、政治的にも、衆議院議員となった私自身にとっても重要な局面の1日でした。私の議事堂内の席は2番目、最前列です。投票を終えた議員が席に戻る姿を見ながら、非公認となったはずの裏金議員が何食わぬ顔で自民会派に復帰している姿も目に入ってきます。近くの席の野党議員からは「『赤旗』のスクープが風をつくりましたね」「自分も『赤旗』をよく読みこんで演説を練っていました」と激励の声をかけていただきました。
 総選挙の結果、自公が過半数割れし少数与党となった国会では、総理指名選挙で30年ぶりの決選投票となりました。日本共産党は「野田佳彦」と書き、結果は、無効票が多く、石破さんが多数で、引き続き首相に任命。なんとも言えない気分でした。せっかくの政権交代のチャンス、政治を少しでも前に進めようと思ったらできたのにと。どんな国会運営になっていくのか、怒涛の幕開けです。
 翌日、立憲民主党が健康保険証の新規発行の停止を延期させる法案を提出しました。国民の皆さんの切実な願いに、各党がどう対応するのか、注目されます。まさに国民の皆さんを巻き込んだ怒涛の国会が展開されると思うと、緊張と同時にわくわく感もあります。新人議員、なんでもやります!と議員団総会であいさつしました。

(大阪民主新報、2024年11月17日号より)

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