日本共産党府委員会が第9回総会
総選挙の教訓掴み参院選勝利へ
日本共産党大阪府委員会は、総選挙後初めてとなる第9回総会を9日開き、総選挙を振り返り、来夏の参院選勝利を目指す活動を確認しました。
駒井正男委員長は、「総選挙の結果と政治的意義」「たたかいをふりかえって」「新しい政治プロセスを前へ――参院選躍進めざす活動について」の3つの柱で報告。
総選挙を巡っては、政治の激動をつくりだす上で、「しんぶん赤旗」と日本共産党の論戦が決定的な役割を果たしたとし、全党の確信にしようと述べました。
大阪の結果では、全国のどこよりも厳しい自公政権批判となり、維新も自公と「一体に後退」したこと、大阪の野党動向の特徴などに触れました。日本共産党は、比例近畿で現有2議席を確保したことが、近畿とともに全国を励ます希望となったと強調しました。
たたかいの振り返りでは、①「比例を軸に」の努力と探求、②政策論戦、③「3つの突破点」(声の宣伝を全有権者規模に、「折り入って作戦」を大規模に発展させる、SNSに強い党に)に基づく活動、④組織戦の到達と教訓について報告。
参院選躍進を目指す活動では、①公約実現と府民運動の発展、②参院選勝利目指す活動と一体に強く大きな党づくり――を提起しました。
当面する活動では、「新しい政治プロセスを前にすすめる3つの活動集中期間」(11月10日から12月1日)を呼び掛け、①全支部・グループが常幹声明を繰り返し討議し、選挙で担い手になった人など対象者を出し合い、入党を呼び掛ける、②「赤旗」を前面にすえ、宣伝・対話・拡大に取り組む。日刊紙作戦、「赤旗」購読を呼び掛ける宣伝、読者アンケートで対話し、読者会や入党懇談会への参加を呼び掛ける、③全地区で世代的継承の選挙後最初の具体化として、青年学生党員と民青同盟員を迎える――を提起しました。
討論では10人が発言。衆院初当選で5年ぶりに国会に戻った辰巳孝太郎氏が、総選挙後の国会の様相の激変と今後の決意を語りました。大阪3区候補として奮闘した渡部結氏は、選挙中に生まれたつながりの広がりを報告。SNS活用の経験と強化の重要性や、世代継承の取り組み、来年夏の参院選勝利への決意などが出されました。
(大阪民主新報、2024年11月17日号より)