泉南市議選（定数15）が９月29日投開票され、日本共産党の大森和夫さんが１２６２票で９位、楠成明さんが１２０１票で10位でそろって当選を果たし、現有２議席を守り抜きました。

支援者とバンザイする楠成明さん（中央）と大森和夫さん（その左）＝９月29日、泉南市内

　市議選は新人６人を含め17氏が激しく競り合う展開に。日本共産党は、「稼ぐ市政」を掲げる維新市政の下、「学校プールなし」「給食センター来年度廃止」など、教育や福祉が後回しになる現状を批判。市の貯金にあたる基金約70億円の一部を活用し、▽国保加入者に１人年間１万円の負担軽減▽農・漁業、地場産業支援▽保育料・子ども医療費・学校給食費の３つのゼロ――などを公約し、「子育ても老後も安心・安全の泉南市に」と訴え共感を広げました。
　大森、楠両氏の得票は計２４６３票で３候補を立てた前回比２１６減。２０２２参院比例票の１・78倍で、総選挙への力になる結果となりました。
　大森さんは「物価高で苦しむ市民の暮らしを守るため、公約実現へ頑張りたい」、楠さんは「選挙戦で有権者から寄せられた期待に応えるため奮闘し、総選挙勝利へ力を尽くしたい」と決意を語りました。投票率は42・85％（前回50・02％）でした。

泉南市議選開票結果

泉南市議選党派別開票結果

(大阪民主新報、2024年10月06日号より）