19日告示・26日投票の茨木市議選
市民と力合わせ要求実現
日本共産党の3候補必ず
自公政権が過半数割れした総選挙後の府内最初の議員選挙になる茨木市議選が、19日告示・26日投票されます。自民党政治に代わる新しい政治への流れをつくり、市民の願いに応える党はどこか。定数28を36人前後が争う大激戦で、日本共産党は、朝田みつる(60)、大嶺さやか(52)=以上現=、おおみね学(59)=新=の3氏が、「市民と一緒に運動を広げ、共に力を合わせ、命と暮らしを守る日本共産党の現有3議席を」と全力を挙げています。
日本共産党は、「子どもから高齢者まで安心して住み続けられる茨木市に」と、▽コミュニティーバス運行など、公共交通の充実で人・街に優しい茨木に▽黒字還元で高すぎる介護保険料と国保料の値下げ▽小学校給食無料化で子育て支援を拡充▽返済不要の奨学金制度創設と返済支援の拡充――などの公約を掲げ、「無駄遣いを見直し、過去最高の85億円の財政調整基金の活用を」と財源確保の裏付けを示し、実現を求めてきました。
夜間・休日の小児科診療について、茨木市保健医療センターでの復活を求め、市民と力を合わせて署名運動にも尽力。さらに、市保健医療センター機能の充実で市民病院整備を目指し、命と健康を守る体制強化を訴えています。加齢性難聴者への補聴器購入補助制度の創設も強く求めています。
不要不急の開発暮らし支援後退
〝物価高騰と実質賃金減少で、暮らしが大変〟〝年金が目減りして、食費も切り詰めている〟など、市民の暮らしが厳しくなる中、維新、自民、公明などの事実上の「オール与党」に支えられた茨木市政は、市民の暮らしより、巨大開発を推進しています。
安威川ダム周辺で整備が進む「ダムパークいばきた」は、民間エリアの入園に500円、日本最長という歩行者用吊り橋を渡るのに追加で1千円、さらに、つり橋からのバンジージャンプに別途1万円以上を徴収するとされ、「お金のある人しか楽しめない」「豊かな自然を残してほしい」との声も出ています。
日本共産党はこの4年間で、議案提案権を活用して、「介護保険料減免特例」「自転車ヘルメット購入費補助」など、計12回の条例提案を行い、切実な要求実現へ奮闘。市民運動と連携した署名運動にも取り組み、この4年間で、国保料の据え置きや、子ども医療費助成の18歳までの拡充、阪急茨木市駅西口再整備の超高層化計画撤回、高槻日赤病院の統廃合計画ストップなどを実現しています。
また「戦争する国づくり」が進む中、〝市民と野党の共同で平和と憲法を守れ〟とブレずに取り組んできました。
ロシアによるウクライナ侵攻を避難する決議や、停戦・人道支援を求めるパレスチナ情勢に関する意見書を、他会派とも力を合わせ、全会一致で採択。万博遠 足への参加の強制をやめるよう求める請願でも、共同の発展に尽力しました。
党の実績と改革プランを広げて
市議選は、維新、自民、立民が議席増を目指し、れいわと国民、参政が初めて候補者を立てるなど、1票を争う大激戦です。
8日開いた党演説会で、山下よしき副委員長(参院比例候補)は、現有3議席絶対確保の必要性について、▽市民の命と暮らしを守る抜群の実績▽市民と共に運動し、政治を動かし要求実現につなげる▽財源の裏付けを示して責任ある提案を行う――の3点を示し、「1人も欠かしてはならない宝の議席を必ず守り抜こう」と力説。自公過半数割れの国会で企業・団体献金禁止法案を提出し、国民の願い実現へ奮闘する国会議員団の取り組みを紹介しました。3議席を守り抜き、参院選で比例5議席確保と清水ただし大阪選挙区候補の勝利を実現し、自民党政治を終わらせ、新しい政治を切り開こうと述べました。
杉田満選対本部長が多数激戦の選挙情勢を述べ、「宣伝・対話、支持拡大を広げに広げ、日本共産党の実績と公約、党議員団のかけがえのない値打ちを伝えよう」と訴えました。
コミュニティーバス実現を
おおみね学候補
「バス路線減少とシャトルバス廃止で不便」など市民の声を市政に届け、茨木の公共交通を充実させて、活気ある地域社会実現へ頑張る決意です。
1月14日に無料でスタートした中学校給食に続き、小学校給食も無料にできるよう頑張ります。夜間休日の小児科診療も復活させましょう。学生の皆さんがお金の心配なく学べるよう、返済不要の給付制奨学金と返済支援制度拡充へ取り組みます。
高すぎる国民健康保険料と介護保険料の黒字を活用して、引き下げを実現しましょう。193億円の黒字がある後期高齢者医療について、保険料の引き下げを大阪府に求めていきます。
加齢性難聴者の補聴器は数万円から数十万円も必要で、〝高くて買えない〟という声が寄せられます。すでに全国で372自治体、大阪でも15自治体が補助しており、茨木市だけできないはずはありません。
大型開発優先ではなく、市民の暮らしに役立つように税金を使う茨木市を目指しましょう。かけがえのない日本共産党の議席を死守し、3議席を確保し、参院選躍進を実現するため奮闘したいと思います。
質問と提案で市政動かす党
朝田みつる候補
自転車用ヘルメット購入費補助は、日本共産党が議案提案権を使い条例提案したのをきっかけに、制度化されました。子ども医療費助成の18歳までの拡充、学校体育館へのエアコン設置、JR茨木駅西口イオン側階段へのエスカレーター設置(27年度完成予定)も実現。PFAS汚染問題を先駆的に追及、市浄水場のPFAS検査を年1回から4回に増やすことになりました。
議案提案権を使うには3議席以上必要です。他党・他会派は提案権を使おうとさえしませんが、日本共産党は4年間で12回条例提案を行いました。
高槻日赤病院統廃合計画では、市民運動を提起し署名に取り組み、議員団として厚生労働省に計画中止を迫り、統廃合計画をストップさせました。
巨額の市税を投入する阪急茨木市駅西口再整備計画では、周辺住民の皆さんと一緒に運動し、基本構想段階の計画を覆し、超高層タワーマンション建設を撤回させました。
今後もより市民運動と力を合わせ、市政を前に動かしていきたいと決意しています。日本共産党の宝の3議席を何としても確保するために、全力を尽くします。
税金暮らしに生かす市政に
大嶺さやか候補
3期12年、市民の払う税金が暮らしに生かされていると実感できる市政改革に取り組み、4年間で本会議だけで最多の54回質問に立ち、委員会でも多くの項目で質問してきました。
コロナ禍で、自宅療養者支援制度の実施や、物価高騰で大変な水道下水道料金軽減など、市民の皆さんに使っていただける制度を具体的に提案し実現させてきました。市文化・子育て総合施設「おにクル」の施設設置条例審議では、公園を利用する子どもに付き添う保護者の年齢制限が、20歳以上としていた矛盾点を指摘し、この質問をきっかけに、より多くの子どもと保護者が利用できる施設として開設されることになりました。
物価高騰の中で、生活弱者の声を市政に届ける活動に全力を尽くします。
介護保険減免制度では、より多くの人が減免対象となるよう国制度の改善が必要です。
裏金も企業団体献金ももらわない清潔な日本共産党だからこそ、どこにも忖度せず、市民の声をまっ直ぐ市政に届けることができます。市議選で現有3議席を勝ち取り、参院選で日本共産党躍進を実現するために頑張ります。
(大阪民主新報、2025年1月19日号より)