おおさかナウ

2025年02月01日

大門実紀史の「熱い心で政治を変える」
自分の世界に浸ってしまう人

 2年半前の参議院選に落選したあとは全国を旅しながら着々と絵本作家の道を歩んでいたのですが、昨年10月、田村智子委員長が衆議院選挙に立候補されたので、次点だった私が繰り上げ当選し国会に復帰しました。最初に立候補した2001年の参院選も繰り上げ当選でしたので、憲政史上まれにみる2度目の繰り上げ当選を果たすことができました。これも私を押し上げようと頑張っていただいた近畿のみなさんのご努力が時間差で実現したものと思っています。あらためて心から感謝を申し上げます。
 昨年11月11日の特別国会開会日、参議院の本会議で「新議員」として紹介されました。野党だけでなく自民党席からも「お帰りなさい」と掛け声とたくさんの拍手を頂きました。あとで公明党議員まで歓迎の握手をしてくれたことも嬉しかったです。
 しかしそれはそれ、自公政権とは厳しく対決しなげればなりません。
 復帰後の最初の出番はいきなり予算委員会の基本的質疑、石破茂新首相との初対決でした(11月16日)。石破さんは今までで一番、議論のかみ合わない首相でした。何か質問されると、どういうわけか、それをきっかけに自分の世界に浸ってしまい、結局、相手に何を聞かれていたのかわからなくなってしまうのです。安倍さんや麻生さんとは対決してもかみ合った議論をしてきただけに石破さんは面倒くさい。
 こういう人はあれこれ攻略法を考えるより、退陣に追い込んだ方が早いと思いました。(だいもん・みきし 参院議員 次回は3月2日号に掲載)

(大阪民主新報、2025年2月2日号より)

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