おおさかナウ

2025年02月08日

山下よしきのあったかエッセイ
記者からの質問に

 ある新聞社から取材を受けるなか、日本共産党第4回中央委員会総会決議の次のくだりが話題になりました。
 「総選挙結果は、自民党への厳しい批判の流れが起こっても、自動的にはわが党の支持に結びつかないこと、どんな激流が起ころうとも党躍進をかちとるには、強く大きな党づくりが不可欠であることを示している」
 どういうことか訊ねる中堅記者に、私は「日本共産党は日本の政治の大もとを変える革命政党だということ。企業献金と一体の財界中心の政治、日米同盟絶対の政治のゆがみにメスを入れる党が伸びそうになると、必ずそれを阻止する力が働く」と答えました。
 記者氏は「だったら、その立場をやめた方が伸びるのでは?」と再質問。
 私は「そんなことしたら共産党が共産党でなくなってしまう」と即答。
 続けて「私たちがこの立場をブレずに貫くのは、国民多数の利益と合致しているからです。例えばあなたの出身地でもある沖縄で、県民が何度辺野古新基地ノーの民意を示しても建設が強行される根本には、日米同盟絶対の政治がある。低賃金で不安定な非正規雇用が4割まで増やされ、結婚したくてもできない若年層が増えている背景には、財界の利益最優先の政治がある」とお話し。記者氏は頷きながら「なるほど」。
 少し熱くなりました。けど、私たちがこの立場を投げ捨てたら日本から希望がなくなります。決して楽ではありませんが、覚悟して党をつくりながらこの道を進みたい。(やました・よしき 日本共産党参院議員 次回は3月9日号に掲載)

(大阪民主新報、2025年2月9日号より)

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