おおさかナウ

2025年02月22日

堀川あきこのつれづれエッセイ
何度も目頭が熱くなった院内集会

堀川あきこ

堀川あきこ

 初の通常国会、毎週違う風が吹くなか、ドラマも生まれています。先日、全国の学生が集まって学費値上げ反対の声をあげた院内集会がありました。学生有志がSNS等を通じて全国の学生、大学、そして各政党に呼びかけて、最終的にオンライン参加も含めて116大学(大学院含)から学生・院生が参加しました。
 高学費のもとで困窮する学生の実態、留学生だけの差別的な学費値上げ、研究が続けられないと学術研究の危機を訴える声、口々に語られました。政府が無償化政策と振りかざす修学支援新制度についても、額が足りていないのに成績要件で振り落とされ、必死にアルバイトする学生や、連絡がとれなくなった友人など、追い詰められる学生の実態が次々と告発されます。印象的だったのは多くの学生が「今日ここに来られない学生」のことを訴えていたことです。
 集会の前の週に学費問題、修学支援新制度について予算委員会で初質問に立ちました。声にならない声、声をあげられない学生を思いながら文科大臣に迫ったことと重なって、何度も目頭が熱くなりました。
 会場は超満員で、日本共産党からは田村智子委員長はじめたくさんの参加があり、なんと宮本たけしさんの姿も!私は翌日に石破首相との初対決となる本会議質問を控えていたので短時間と思っていましたが、学生たちが語る言葉を聞きこぼしたくなくて、最後まで参加しました。参加した政党は共産党のほかに立憲、維新、れいわ。この声にこたえるために力を尽くします。(ほりかわ・あきこ 日本共産党衆院議員 次回は3月30日号に掲載)

(大阪民主新報、2025年2月23日号より)

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