おおさかナウ

2016年02月21日

圧倒的多数派つくろう
戦争法廃止・国民連合政府の実現へ
大阪革新懇が総会開く

 進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)は13日、大阪市北区内で総会を開き、84人が参加。3つの共同目標(別項)を掲げ、「一点共闘」の「要」として活動する革新懇の役割を明らかにするとともに、活動方針として、戦争法廃止・「国民連合政府」実現の世論を圧倒的多数派に、「2千万署名」成功、参院選での「野党共闘」と日本共産党勝利、「おおさか維新」を少数派に、などの方針と新しい代表世話人、世話人を確認しました。

変える力がある

 大阪YWCAの小澤裕子会長が、「思いを同じくする者たちの連帯がいまこそ必要」とメッセージを寄せ、Tns―Sowlで活動する高校生も連帯あいさつ。「高校生の置かれている現状は生易しいものではない。テストの点数でランク付けされ、広島・長崎への原爆投下もテストのために覚えさせられる。政治について考える暇もない。友人には『消費税』を知らない人もいる。知らないまま増税され生活が厳しくなる。それを変える力が私たちにあるのは、自分にとって希望だ」と話しました。
 代表世話人の関西学院大学の冨田宏治教授と日本共産党の山口勝利府委員長が、情勢報告を行いました。

棄権層の投票へ

 冨田氏は、昨年5月の「都」構想をめぐる住民投票で投票したものの同年11月の市長選挙で棄権した人の数などを紹介し、「参院選で安倍政権を追い詰めるには、大阪に40万人、全国に2千万人いる『大量棄権層』が投票しなければならない」と強調しました。

役割必ず果たし

 山口氏は、「住民投票やダブル選挙で党が『オール大阪』の一翼を担い献身的にたたかったことが、『共同』を大きく広げている。大阪の保守層は全国で最も『共産党アレルギー』を乗り越えつつある。参院選では大阪が大きな役割を果たさなければならないし、果たすことができる。そういう気持ちでたたかい抜きたい」と決意を述べました。
 地域や職場などから10人が発言しました。

声上げる活動を

大阪革新懇の総会=13日、大阪市北区内

大阪革新懇の総会=13日、大阪市北区内

 新婦人府本部の秋元真由美事務局長は、戦争法に不安を持つ子育て中の母親が新婦人の署名の集め方に感動し、「一緒に集めてください」と信頼を寄せるとともに、原発ゼロの運動でつながった母親も、憲法を護り生かす活動に共感して入会していること。戦争法廃止へとパレードに参加した母親が、「声を上げる新婦人が素敵」と仲間になっていることを紹介。「新婦人の活動と彼女たちの『何かしたい』の思いがかみ合っていると実感した」と報告し、「革新懇に結集する勢力が広がり、平和の仲間を大きく増やすことがいよいよ大事に。仲間の一人一人が国民連合政府をつくる力になる」と述べました。

〈革新懇運動の3つの共同目標〉①日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本を目指す。②日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本を目指す。③日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本を目指す。

(大阪民主新報、2016年2月21日付より)

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