おおさかナウ

2016年03月20日

教育環境の維持を
府議会教育常任委で石川府議

 

石川多枝府議

石川多枝府議

 日本共産党の石川多枝府議は11日の府議会教育常任委員会で、府教委が生徒募集の停止を決定した府立池田北・咲洲の2高校について、在学生の教育環境を維持するよう求めました。
 府議会で両校の在学生の保護者や卒業生、地域住民らの反対を押し切って募集停止を決めた際、「在学生が安心して高校生活を送れるよう、卒業するまでしっかり学習環境を維持すること」とする付帯決議を同委員会であげました。
 現在の3年生が卒業すると、両校とも来年度は学年が一つ減り、生徒数は池田北高校で今年度の約400人から二百数十人に、咲洲高校で同じく約390人から200人弱へ減少します。咲洲高校では今年度限りで食堂が営業を終了します。
 石川府議は、「生徒数が減ったから『教員が減る』『食堂も維持できない』は通らない」と主張し、食堂を維持するための支援や養護教諭の複数配置などを早急に検討するよう求めました。
 府教委は養護教諭については来年度も複数配置を維持、食堂については生徒に昼食を持参するよう周知するとともに、弁当の宅配業者を確保するなど昼食を提供できる方策を検討したいと述べました。

(大阪民主新報、2016年3月20日付より)

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