おおさかナウ

2016年04月17日

市民目線のあったか市政へ
大東市長選17日投票 小松まさあき候補が全力

「市民目線のあったか市政へ」と訴える小松市長候補

「市民目線のあったか市政へ」と訴える小松市長候補

 任期満了に伴い17日投開票で行われる大東市長選挙で、日本共産党も参加する「市民が主人公の大東民主市政をつくる会」代表の小松まさあき候補(67)は、「市民の命・安全を守るのが市長の仕事」だとして、戦争法廃止と5つの緊急プランを公約に掲げ、全力を挙げています。選挙戦は、現職の東坂浩一市長(53)との一騎打ちです。
 現市政は、国民健康保険税引き下げのために一般会計から繰り入れてきた補助をこの4年間、ゼロにしました。公立保育所は定員の1・4倍の子どもたちが詰め込まれ、昨年12月現在で保育所に入れない子どもが239人いるのに、市は保育所建設はしない姿勢です。
 大東市は、20代から40代の転出が全国で16番、府内で最も多く、子育て世代を対象に市が行った調査でも、「住み続けたくない理由」の一番が、「子どもの教育・学習環境がよくない」(54・7%)でした。
 一方、大東市では市民一人当たり、府内で2番目に多い172億円もの税金をため込んできました。
 教師生活37年の経験を持つ小松候補は、①35人学級で学力向上、②小中学校給食費の無料化、③公立保育所新設、④産業商工予算3倍で雇用拡大・産業活性化、⑤「戦争法」廃止を大東から――の5つのスピードアッププランを掲げています。
 告示日の10日、小松候補は、「市民の願いをばっさり切っておいて172億円もの貯め込み。税金は市民に還元していくのが当り前の市政」だと批判。「市民目線で市民の願いに応えるあったか市政」「子どもたちの笑顔と命輝く教育発展都市・大東市に」と公約実現を訴えました。


住み続けたくなる大東へ
大東市議選17日投票

天野・あらさき両候補が全力

訴える天野市議候補

訴える天野市議候補

 市長選と同時に行われる市議選(定数17)には、日本共産党の天野かずゆき(45)、あらさき美枝(39)=いずれも新人=が2議席獲得目指し、全力を挙げています。
 市議選には現職12、元職1、新人13の26人が立候補。9人はみ出しの大激戦です。
 おおさか維新の会は自民からの鞍替えも含め4人を公認。「身を切る改革」として、議員給与カット、議員定数削減、政務活動費のゼロからの見直しを公約に掲げていますが、国政では税金が原資の政党助成金を奪い合い、政務活動費の不正使用が続出。告示日に応援に入った松井一郎府知事・おおさか維新の会代表は、維新府政が14年度末までに府民福祉を1551億円削減したにもかかわらず、府庁で2700人もの職員を減らしたことを実績に挙げ、「行政サービスは低下させていない」などと言いました。
 日本共産党が取り組んだ住民アンケートには1千人以上の市民が回答。現市政に「不満」は6割に上り、「優先的に取り組むべき」の第1位は「国保料の引き下げ」、2位は「高齢者福祉の充実」でした。党市議団は、4年前のアンケートで寄せられた「中学校卒業まで医療費助成を」などをこの4年間で実現させ、公立保育所の民営化を食い止めてきました。

訴えるあらさき市議候補

訴えるあらさき市議候補

 天野、あらさき両候補は、「若者も高齢者も住み続け、住みたくなる大東へ」と、172億円のため込みの一部を市民の暮らしに使い、▽保育所を新設し、待機児童ゼロに▽小学校の給食の無料化▽小中全学年で35人学級編成▽特別養護老人ホームの増設▽国保税、介護保険料の引き下げ、特別養護老人ホーム増設の実現などを公約に掲げるとともに、「看護師の経験を生かし、人の痛みに寄り添い、命と健康守る市政へ」(あらさき候補)、「医療・福祉の経験生かし、安全・安心のまちづくりを」と訴え。26候補のうち同党2候補だけが戦争法廃止を掲げています。

 

(大阪民主新報、2016年4月17日付より)

 

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